<3週間目 絵画W>デッサン
「2人の人物の構成」
人物の収め方、空間構成、2人の人物の対比がネックの課題です。
前回のデッサンの失敗を踏まえ、今回はメリハリのある画面作りを心がけました。
これは先生の評価も良く、
「迫力と緊張感のある画面になっていて、もう何も言う事ないですね」
と言っていただきました。
デッサン同様の趣旨の課題です。
前回の油彩は全体的に厚塗りだったので
今回はキャンバス地も露な部分、厚塗りの部分、という風に、
マチエールに差をつけてみました。
人体の中の面白い形を画面中にぽっかり浮かばせてみたい
と思いましたが、なかなか思い通りにいきません。
またこれからゆっくり模索して行こうと思います。
先生の評価は「積極的でいいですね。面白い絵になりました。」
<最後の3日間 絵画X>
「素材研究」
様々な素材を使って静物を具体的に表現する課題です。
今回は、ラワンパネルにエマルジョン下地を施し、支持体として使用。
油彩とテンペラを併用し、
油絵の具に顔料を混ぜたり、部分的にコラージュをしたりと、
実験的な作品を作りました。
形が見え隠れするような絵が描きたくて、
対象から面白い形を拾ってきては、
それを強めたり弱めたりしてみました。
先生いわく、「イタリアのチマブーエの壁画のような、絵の具の剥落したような感じが面白いですね。ユニークな捉え方です。」
この絵が今回のスクーリング中、一番気に入ったものとなりました。
以上で今回のスクーリングは終わりです。
夢中で描いているうちに、少しづつ自分の思考する造形の方向性が見えてきた気がします。
それが一番の収穫でした。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。