1999年 タイA旅行記
by Snow

ある作家が「旅は恋愛に似ている。」って言っていたっけ。その言葉を借りるなら、1999年3月、私は間違いなく恋をした。それは日本という現実に戻ってからも続き、タイへの想いだけがどんどん募る日々。。。。

そして同年11月。私は再びタイへ向かった。
11月29日月曜日。タイへの出発日。

私はAの出勤を見届けてから、もう一度、荷物の再確認。一緒に行く友達「Mはもう起きているかな?」そんなことを考えつつ、ね。彼女は昨日からはしゃいでいたけど、実際のところは私の方がはしゃいでいたと思う。

軽井沢発11時57分の ASAMAに乗る約束をしていた。私は「早く行きたい」と気ばかり焦り、中軽井沢に30分も早く着いてしまう。「恥ずかしいかも」と本気で思った私は、ジャスコで時間調整。ガムを買った。

ところが、Mの家で想像以上にもたついた。何をしていた訳ではないのに、余裕で新幹線に乗るはずが、そうは行かなかった。先が思いやられる。

成田空港第一ターミナル到着。海外旅行が初めてのMの為に、早めに出国手続きを済ませる。MはDFSのタバコの値段に驚いていた。「Uちゃんのお土産はタバコでいいかな〜」ってまだ早いよ!

ちなみにこのツアーは4泊5日。HISで手配してもらった、完全フリーのもの。航空会社はUAで、ホテルはサイアムスクエアのノボテルホテル。私達には高めのホテルだけど、立地条件で選択。前回の旅行で土地感があったし、自由行動・ショッピングの拠点になるに充分だったから。

ホテルのポストカード

飛行機は予定より早く飛び、順調に空の旅もクリア。機内は、かなり混みあっていた。

タイ到着。深夜と言うのに27℃。かなり蒸し暑かったけど、タイは私達を優しく迎えてくれた。HISの現地係員さんは、プラモートという名の小柄な男性。勿論、彼も優しく迎えてくれた。
 
初日の深夜は、何も出来なかった。とりあえず、コンビニで買った絵葉書に便りを書いた。それから2人でホテルの周りを1周。日中の雑踏が嘘の様に静かな大通りを、若い日本人の女の子(?)がフラフラしている。日本ではあり得ないけど、よほど珍しいのか道路に寝ているオジサンが声を掛けてくれる。

それはタイ語なのだけど、「道に迷ったのか?」「泊まるところがないのか?」と言ってくれている様。
「あったかいなぁ」心からそう思った。タイに恋したことは、間違いじゃなかったよ!