3月21日 (ソウル3泊)

ロッテホテルから板門店ツアーに参加した。
服装はジーンズ不可。

日本人と欧米人とに別れてのツアー。
韓国の政策なのか?えらく北に敵対心を植えつけるガイドをしてくれた。

板門店(正式には 共同警備区域Joint Security Area)
朝鮮戦争で休戦協定で朝鮮半島を分断した38度線上(軍事境界線上)にある北朝鮮との韓国の窓口。南北朝鮮会議、軍事停戦委員会などが行われる重要なところ。

北側が北朝鮮の管理、南側が国連軍(アメリカ軍+韓国軍)が管理している共同警備区域。(韓国映画 JSAの舞台)
さらに、非武装地帯 (Demilitarized Zone)が、38度線に対して北に5km南に5kmの幅で設定されている。

ソウルから62kmしか離れていない。つまり・・・韓国の首都は、何でか知らないけど、非常に北朝鮮に近いところにある。

途中、朝鮮戦争前には、北朝鮮までつながっていた鉄道の終着ポイント(分断されたポイント)や、いろんな朝鮮戦争の記念碑を見ながら、非武装地帯へ。

まず国連の基地内で、簡単な軽食を食べる。あと、誓約書を書く。誓約書は、板門店内では、北朝鮮に兵士に挑発行為をしませんとか、国連軍は、私が死んでも責任を負いませんという内容に誓約する。

まず、北朝鮮軍が、韓国に侵入するために掘ったと言われる第三トンネルを見学。ヘルメットをかぶって、入っていく。入口は狭かった気がする。
途中まで行くとアメリカ兵の詰所があり、そこから先は進入禁止だそうだ。

そのあと、板門店見学へ。
基本的には、南側だけしか入れない。北側(100mも離れていない。)には、北朝鮮の兵士が見える。北朝鮮兵士に対して、指を指したりすることは厳禁。

板門店(JSA)の全景 奥に北朝鮮兵が見えるはず。

南北朝鮮会談でおなじみ会議場内(写真の青い建物)の見学では、部屋内ではあるが、少しだけ北側管理下地域に入れる。そとを見ると境界線が作ってある。
会議場内には、北朝鮮の旗と国連軍の旗がテーブルの上にあった。北朝鮮の方が少し高くなっていた。北朝鮮の見栄らしい・・・。

板門店の会議場内 国連旗より北朝鮮旗が若干高い(笑)

会議場内の北朝鮮入口 立っているのは韓国兵 

見学後、軍事境界線の真ん中を通る「帰らざる橋」を車内からみる。(捕虜交換の時に方向を決めたら2度とこの橋を渡って帰ることができないことからこの名前がついた。 )

38度線に架かる帰らざる橋 奥北朝鮮、手前韓国