12月4日 早朝5時ケアンズ着。 天気は……最悪。サイクロンが接近中だとかで、今にも雨が降り出しそう。 (オーストラリアは南半球にあるので日本とは季節が逆。12月は真夏なのだ。年中温暖なケアンズも、12月から雨期。) 現地係員にピックアップされ、ホテルへ。 私たちのホテルは、「メルキュール・ハーバーサイドホテル」。ケアンズ市街地から北西に少し離れた位置に建つホテル。ちょっぴり不安になるが、ホテル内にツアーデスクがあるので、ヨシとする。 今日は特に予定を決めていなかったので、ツアーデスクに居たFさんオススメの「キュランダ 一日観光ツアー」に申し込んだ。(ALL IN DAYツアー主催 BACK TO NATURE キュランダ一日観光 ひとりA$169≒10985円)
出発時間まで、まだ余裕がある。 私たちは、アーリーチェックインの出来るプランだったので、早速チェックイン。荷物を運び、着替えることに。 ふとお尻のポケットに手をやると、何か入っていた。 出してみると、なんとそれは、実家の玄関の鍵!!やば〜い置いて来るのを忘れていた…(笑) 集合時間になりロビーに下りると、早めにピックアップのバスが現れる。そのバスでホテルをいくつか巡り、ケアンズ駅へ向かった。駅に着く頃には、ほぼ席が埋まるほどの盛況ぶり。 キュランダへは車でも行くことが出来るけど、列車の旅もオススメ。 この鉄道、もともとは鉱山への物資輸送の為に多くの犠牲を伴い造られたものらしい。開通した1882年から今もなお、列車は走り続けているというから驚く。1880年製のレトロな列車で、ノスタルジックな旅を楽しむぞぉ。 |
「列車内では、お菓子・飲み物の販売がありません。必要な方は、駅のKIOSKでどうぞ」と、ガイドさん。 私は慌ててドリンクを買いに走る。そしてAに内緒でm&mも購入(笑)。 |
キュランダ鉄道に乗車。最初の景色は、サトウキビ畑や牧場。この辺りで雨がポツリポツリ。 列車が最初に停車する駅は、フレッシュウォーター・コネクション駅。その駅を過ぎると、熱帯雨林が広がり始める。列車は急勾配をゆっくり進み、ホースシューベンドと呼ばれるカーブを抜ける。木々の間から、青い海とケアンズの街並みが顔を出す。 さらに13個のトンネルを抜けると、ストーニー・クリーク渓谷。ストーニークリーク滝のすぐ脇の橋を、列車は進んでいく。 窓を開ければ水しぶきが入りそうな位の大接近に、少々興奮。この景色がよくポストカードになっているので、「必ず買うぞ」と心に決める。 |
最長430メートルのトンネルを抜けると、海抜328メートルのバロン・フォールズ駅。ここでは10分ほど停車するので、バロン滝の展望台へ。壮大な眺めをバックに写真撮影。 乗車して約1時間半。赤い屋根の駅舎がかわいいキュランダ駅に到着。
45分弱の自由行動時間はあっという間で、立ち並ぶお土産屋さんを見ていたら、すぐランチの時間になってしまった。 ランチは「ケロッグレストラン」で。サラダ、サンドイッチ、ビーフ、バラマンディ(白身の魚)、コーヒーを頂く。 サイクロンのせいか、雨は止んでも、レストランのタフタが風でバサバサ音をたてている。それにビクっとした私に、「今日は風の日ね!よいご旅行を」とウェイトレスさんがウインク。 そういうのって嬉しいよね。 ツアーで用意されたレストランだったけど、すごく居心地がいいお店だった。 13時。チケットを受け取り、スカイレールに乗り込む。高所恐怖症の私にはツライ…… |
空中からの景色、ひとことで言ったら「FANTASTIC!」。怖いことを忘れるほどの絶景が広がる。 生命力にあふれる原生林が眼下に広がっているんだよ。こんな景色は生まれてこのかた見たことがない。 …映画みたいに恐竜が飛んでいた方が信憑性あったりして。 途中、二つの駅では地上からも熱帯雨林を観察できた。これまたスゴイので、大興奮。 まるで木の様なシダ植物、恐竜が生存していた頃から変わらない姿のマツの仲間、バスケットみたいに木にぶら下がる着生植物…人間のちっぽけなことよのぉ。 興奮冷めやらぬまま、バスで「ワイルドワールド」へ移動。 ここはケアンズ周辺に生息する800種類以上の動物が飼育されている動物園。お約束のコアラ抱っこも別料金で可能。そればかりか、子ワニをつかんでの写真や、ウォンバットとのショットも可能! コアラは、想像以上に可愛かった。月並みな感想だけど、ホントぬいぐるみみたい。抱っこした瞬間「重い」って感じてしまったのは、ぬいぐるみを抱っこする感覚でいたから。 個人的な園内のオススメは、カンガルー。ここではカンガルーが放し飼いになっているので、是非、彼らに餌をあげてみて欲しい。野性的な彼らを発見できるはず(笑)。 バスに乗り、ケアンズへ。立ち寄った免税店は、赤い看板のデューティー・フリー・コンセプトというお店。 しこたま土産を買い込んだところでツアーは終了。 ホテルまでの送迎途中、スーパーの前でバスから降ろして貰い、夕飯を買い込んだ。フルーツ・チーズ・サンドイッチ…と質素な晩餐。明日に備えて、早めの就寝です。 |