妙義山

白雲山

金洞山

左大砲岩と右ゆるぎ岩


紅葉に映える妙義山

   妙義山は妙義荒船佐久高原国定公園の中心的な山です。白雲山(1104m)、金洞山(1081m)、金鶏山(1105m)の三つの岩山からなる表妙義は4つの石門、大砲岩、ローソク岩などたくさんの奇岩があります。 また中木山(1105m)、谷急山(1162m)、丁須の頭(1040m)を中心とする山々を裏妙義と呼んでいます。荒々しいその姿は血気盛んな青年を連想させます。奇怪な形の岩峰群は関東の耶馬渓とも呼ばれ、日本三大奇勝の一つといわれています。
 上毛三山の中では最も古い地層で700〜600万年前に形成されたものです。崩壊や浸食が進み、現在の姿になりました。岩壁にはミョウギイワザクラ、ミョウギシャジン、ミョウギトリカブト、ミョウギカラマツ、ミョウギモミジカラマツなどのきわめて貴重な岩稜植物が見られます。

  万葉集には妙義山を詠んだ歌はありませんが、すぐ近くの入山峠(碓氷峠)を詠んだ歌があります。「日の暮れに碓氷の山を越ゆる日は夫なのが袖もさやに振らしつ」歌意は日の暮れ方に碓氷の山を越えて行く日には、夫も袖を目立つほどはっきりとお振りになった。別れの儀礼を済ませて国境の峠を越えていく、いとしい人を見送る別れの歌です。

妙義山の神社

妙義神社

波己曾社

  白雲山山麓に有ります。祭神は大和武尊、豊受大神、菅原道真公、本殿、総門、唐門は国重要文化財です。
  妙義神社の元となった波己曾大神を祀った波己曾社、丹生都比売命を祀る

中之嶽神社拝殿

大国神社

  金洞山山麓にあります。祭神は大和武尊外十柱、本殿は轟岩そのものですので拝殿のみの構造になっています。   中之嶽神社の上り口に有ります。祭神は大国主神外十柱、剣を持った大黒様が祭られています。


菅原神社本殿と神楽殿(手前)
 菅原神社が妙義にあるわけは菅原道真が左遷され大宰府に下った時、その第十一子の滋殖命と一緒に召使の乙彦が、自分の故郷の菅根の庄(妙義町)に落ち延び居を構えたことに始まるからです。
 境内には樹齢九百年といわれるご神木の桧の大木があります。
  金鶏山の東南麓の深い杉木立の中にあります。創建は古く延喜元(901)年とされています。

 

妙義山に咲く花々 撮影日2004.9.9


ヤマハギ  マメ科
Lespedeza bicolor
 
 


オオバノギホウシ ユリ科
Hosta montana
 
 


ヒガンバナ  ヒガンバナ科
Lycoris radiata var. radiata
 
 


タマガワホトトギス  ユリ科
Tricyrtis latifolia
 
 


ヤマジノホトトギス  ユリ科
Tricyrtis affinis
 
 


モジズリ  ラン科
Spiranthes sinensis var. amoena
 
 


モリアザミ   キク科
Cirsium dissacoleois


ツリフネソウ  ツリフネソウ科
Impatiens textori
 


(ノハラアザミ)とミズヒキ タデ科
Polygonum filiforme
 
 

妙義山夏に咲く花 撮影日2005.6.24


ニッコウキスゲ  ユリ科
Hemerocallis middendorffii var. esculenta
 


ギンリョウソウ  イチヤクソウ科
Monotropastrum humile
 


ヤマホタルブクロ キキョウ科
Campanula punctata
 


ヤマボウシ  ミズキ科
Cornus kousa
 


ハンショウヅル  キンポウゲ科
Clematis japonica


ヤマブキショウマ  バラ科
Aruncus dioicus var. tenuifolius
 


モミジイチゴ(キイチゴ)  バラ科
Rubus palmatus var. coptophyllus
 


コアジサイ  ユキノシタ科
Hydrangea hirta
 


コアジサイ  ユキノシタ科
Hydrangea hirta


マタタビ  マタタビ科
Actinidia polygama
 


ヤマアジサイ  ユキノシタ科
Hydrangea serrata
 


イワガラミ  ユキノシタ科
Schizophragma hydrangeoides