オランダ・ベルギーの旅


3日目 4/15 () キューケンホフの花の世界とロイヤルシティハーグ(DenHaag)

今日はキューケンホフのチューリップを見に行きます。しかし街中のマロニエや楡の木の芽吹きがイマイチです。今年は極端に春の訪れが遅いようです。キューケンホフはアムステルダムから42km西のリッセにあります。キューケンホフ(Het Keukenhof)とは英語で言えばキッチンガーデンですから台所の庭です。

ここは15世紀ヤコバ・ファン・バイエル伯爵夫人の領地で、お城で使うハーブなどを摘んだことに由来します。1830年頃、ソッハーの設計で現在のようになりました。やはり周辺の球根畑のチューリップはまだ開花していませんでした。

公園の入り口はいくつかありますがウィルヘルミナ・パビリオンから入ります。まずは公園の中央にあるウィリアム・アレクサンダー・パビリオンの大温室を目指しました。ここでお気に入りのチューリップの写真を撮り、名前をメモしました。温室内をゆっくり鑑賞してからは北に向かい風車と日本庭園を回りました。

次は南に向いオレンジ・ナッソー・パビリオンを目指します。ここではフラワーアレンジメントを展示していました。さらに南に向うとユリアナ・パビリオンがあります。この前で大きなオルガンの自動演奏をやっていました。

ここから今度は時計回りに北西の隅にあるベアトリックス・パビリオンに向いました。ここは蘭の展示がありました。園内にはいたるところ水仙、ヒヤシンス、アネモネ ・ブランダ、シラー、フチラリア、パンジー、ムスカリ、クロッカス、桜、石楠花などの花が咲いていました。春の展示は520日まで、ですが今年は期間が延長されたようです。

最後は樹齢150年を越えるブナの並木道を通り出口に向いました。園芸が趣味の私としては大変楽しいひと時でした。
 


Herman Enmink 八重咲


Blunexパロット咲 


Barbadosフリンジ咲


bargundyユリ咲


Dow Janes二色咲


Ohara枝咲


 昼食はハーグの北、北海に面したスヘフェニンゲンのレストランでした。ここは夏になると海水浴も出来るリゾート地ですが海から吹いてくる風はまだまだ寒かったです。

午後からはMsアナダさんのガイドでハーグの町をめぐります。ハーグ(Den Haag)はオランダ第3の都市で国会議事堂や各国の大使館があります。ベアトリス女王も大きな林の中のハウステンボスにお住まいでここはロイヤルシティとも呼ばれています。ちなみにデン・ハーグの正式名称はスフラーフェンハーヘ(伯爵の生垣)と言います。まずは中世のお城のような建物、平和宮です。平和宮というよりは国際裁判所といったほうが私たちには分かり易いです。1913年、アメリカの富豪アンドリュー・カーネギーの寄付を元に建てられました。
 


騎士の館

 やがてバスは町の中心部に入ってきました。ここからは歩いてビネンホフ(Binnenhof)に向います。ビネンホフは13世紀にホランド伯の居城として建てられたものですが現在は国会議事堂、外務省、総理府などが集まっておりオランダの政治の中心として機能しています。

 正面に見える二つの丸い塔を持った三角屋根の建物が騎士の館で1280年に建てられたものです。国会の開会式や国賓の歓迎式などに使われています。

 広場にある金色の銅像はオランダ建国者オラニエ公ウィリアムT世です。


 マウリッツ美術館(Mauritshuis)はビネンホフを通り抜けたところにありました。アムステルダム国立美術館と並ぶオランダを代表する美術館です。17世紀にはオランダ領ブラジル総督のヨハン・マウリッツ伯爵の邸宅として使われていました。オランダで最も美しい建物と言われています。入り口は建物横の一段下がった所にありました。ここにはオランダ・フランドル絵画の珠玉の名品が揃っています。レンブラントの出世作「テュルプ博士の解剖学講義」があります。1631年に描かれたこの作品によりレンブラントは肖像画家としての確固たる地位と名声を得ました。レンブラントの黄金時代の幕開けとなった作品です。
 


真珠の耳飾の少女

  ですがここを訪れる多くの美術愛好家の目的はヤン・フェルメールの「真珠の耳飾の少女」(Meisje met de Parel)でしょう。「青いターバンの少女」と呼ばれることもありますが、なんと言ってもターバンの青い色が印象的です。

 この青はフェルメール・ブルーまたはウルトラマリン・ブルーと呼ばれる色ですが、貴石ラピスラズリを使ったものです。大変高価な絵の具ですが フェルメールはこの絵の具をふんだんに使っています。絵画も売れずあまり豊かでなかったフェルメールが何故この絵の具を使えたのか、不思議です。

 また彼が生まれ育ち、死ぬまで暮らした町を描いた「デルフトの眺望」(Gezicht op Delft)もじっくりと鑑賞したい絵画です。
 

美術館を堪能した後はデルフト工房(Delft)に向いました。デ・ポースレン・フレスという創業1653年の老舗陶器工房を見学しました。デルフトブルーの美しい陶器が見られます。中国陶器、ペルシャ、伊万里などの影響を受けていますがそれらとも違う独特な感じがしました。

夜、ホテルを出て町のレストランで食事をしていると雨が降り始めました。誰も雨具を持っていません。雨の中をバスのところまで大急ぎで帰りました。この雨は一晩中降っていましたが翌朝になると晴れていました。今晩のホテルはクラウン プラザ デン ハーグ プロムナーデです。 この日の歩数は11,298歩でした。