平成16年11月20日 参拝 平成26年10月27日 再参拝

第30番  寶龍山 長尾寺

広島県福山市東深津町7丁目13-1



 大同年間、弘法大師の開基、十一面観世音を本尊とし観音寺と称します。大治二年(1123)崇徳上皇が再興。現在、長尾寺と呼ぶのは慶長六年 (1601)広島藩主福島正則の重臣深津郡領主長尾隼正が再興し、祈願寺としたのに始まります。
 福山藩主水野勝成公が福山城の際、吉津に一寺を建て当寺の本尊を移し、のちに神辺中条 の寒水寺から六尺立像の千手観音を迎え本尊としましたが、昭和20年(1945)8月8日の福山空襲で本尊、伽藍などを焼失してしまいました。堂宇を再興、本尊や脇仏不動明王、毘沙門天など全て新たに勧進しました。
(参考) 芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」

 平成2年に新築された本堂  
清楚な庭園   
六地蔵 市街地が展望できます
庫裡の玄関 境内入口の手水鉢
山門はありません  長い石段を上がると境内です
石段前の駐車場 寺前は旧城下からの笠岡への道





 JR福山駅から東へ直線距離で約1.2kmの小高い山の上「福山暁の星学院」の東隣にあります。学院から直接寺へは行かれません。このあ たり幹線道路以外の生活道路は、狭くて入り組んでいて分かりにくいです。
 少しばかり東に深津小学校があります、小学校北側の広い道に面した福山東深津郵便局を目標に、西に向かって進み、突き当たりY字交差点を右方向に進みます。小さい川を渡ると道は狭くなり、交差点に出るので左へ曲がるとすぐにお寺は見えます。道路脇の平地にあるのは別のお寺です。その左隣の見上げる所へあるのが目指す「長尾寺」です。道路脇へお寺の広い駐車場があります。石段左の道を進むと、本堂脇まで車で行くことが出来ます。
 またはJR山陽線と新幹線が二階建てになった、線路沿い北側の道を進みと、国道313号から東へ約800mあたりの「辻之坂」交差点を斜め北方向に進むと、500m程の所へあります。


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