広島県芦品郡新市町宮内


新市町宮内全景

わたしのふるさとは広島県の東南部に位置し、瀬戸内海沿岸までは約20km
の比較的丘陵性の山に囲まれた温暖な位置にあります。町内へは中国山地
に源を発する神谷川が南北に細く流れ東西に走る主流芦田川に合流し備後
平野を貫流して南下、瀬戸内海に流出しています。この二つの流れにそって
平野を形成し、肥沃な土地をはぐくみ、古来より綿作がさかんで江戸時代には
屈指の綿産地であり、この綿を使った織物が盛んでありました。 文久年間に
木綿絣の製法が創案され後にこれが「備後絣」と呼ばれるようになり、芦品郡
はこの「備後絣」を中心にして発展をしてきました。近年はその絣の野良着
から「ワーキング ウエアー」を主体とした縫製産業が盛んになってきました。

わたしのふるさとは往時、山陽道から中国山脈を越えて山陰の出雲方面に
通ずる交通の要所であり、備後一円の中心であったことはここに「備後一の宮」
と呼ばれる「吉備津神社」があることからも推察されます。  この「吉備津神社」
の門前町として古来より栄えてきたのがわたしのふるさと「広島県芦品郡新市町
宮内」
です。福山市と合併して歴史ある「芦品郡」の名称が消滅してしまいました。  


新市町宮内の風景



新市町宮内の位置