このほど旧芦品郡(福山市の内 新市町・芦田町・駅家町)のいしぶみ・道しるべを調べ冊子を発行しました。 

私が生まれ育った「芦品郡」をいう名称は平成15(2003)年2月3日に 新市町が福山市に編入して消滅してしましたが、私は心に響くものを感じ得ません。
 長年勤めた会社を退職し縁あって「福山市文化財協会」で福山市内に存在する“指定文化財”及び指定にはなっていませんが“知ってほしい文化財”を紹介するお手伝いをしていくうちに、先人達の功績を称えたもの、苦心や喜びを記念したものなどの“石碑”や、ひっそりと道ばたにたたずむ“道しるべ”が身の回りに数多く存在しているのを目にしました。  諸先輩が調査・紹介されている文献を参考に、このほど福山市に合併し消滅する前の「芦品郡」にあった“新市町・芦田町・駅家町”の“石碑・道しるべ“で神社・寺院に属する特定の”石碑“を除いたものをまとめてみました。昨今 まちづくり]が盛んに言われています、地域の歴史を紐解き、先人達の功績や営みをこれらの石碑を通して知る事も大事なことではないでしょうか。


内容の一部です、全部で100件ばかり載せてあります

   


「芦品郡」は広島県に存在した郡です。郡域は現在の福山・府中両市及び神石郡神石高原町の一部にあたり、消滅直前となる平成15(2003)年2月2日の時点で新市町の1町だけでした。
平成15(2003)年2月3日に新市町が福山市に編入されたため芦品郡は消滅しました。新市町の消滅をもって芦品郡は明治31(1898)年10月1日に芦田郡・品治郡の統合をもって成立して以来104年4ヶ月の歴史を閉じました。

  沿  革   (新市町・芦田町・駅家町の関連のみ記述します)

明治31(1898)年10月1日

芦田郡・品治郡が統合し成立

明治40(1907)年 1月 1日 新市村が町制施行し新市町になる
大正2(1913)年 7月 1日 江良村・倉光村・中島村・坊寺村・万能倉村が合併し、駅家村が発足
昭和22(1947)年11月 3日 駅家村が町制施行し駅家町になる
昭和24(1949)年 9月 1日 新市町が福相村相方を編入
昭和29(1954)年 3月31日 府中市が発足、郡より離脱
昭和30(1955)年 1月 1日 駅家町・近田村・服部村・宜山村が合併し、駅家町が発足
昭和30(1955)年 2月 1日 新市町・網引村・常金丸村・戸手村が合併し、新市町が発足
昭和30(1955)年 4月 1日 有磨村・福相村が合併し、芦田町が発足
昭和31(1956)年 9月30日 駅家町が深安郡加法村法成寺のうち深安郡加茂町(現:福山市)
             編入された部分(字鳥越の一部)以外の区域を編入
昭和34(1959)年 7月 1日 藤尾村が新市町と神石郡三和町(現:神石高原町)に分割編入
昭和49(1974)年 4月 1日 芦田町が福山市に編入
昭和50(1975)年 2月 1日 駅家町が福山市に編入
平成15(2003)年 2月 3日 新市町が福山市に編入 芦品郡は消滅



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