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■ウキ編−ウキ作りの手順■


要旨dl
ウキ作りの手順と作成のPOINTについて述べます。



ウキ完成までの工程は以下の通りです。

10% 手順1(40%)
どのようなウキを制作するのかをイメージする。
20%
30%
40%
50% 手順2 (10%)
ウキの図面を作成する。
60% 手順3 (20%) ウキの材料を加工する。
70%
80% 手順4 (10%)
ウキの表面に塗料を塗る。
90% 手順5 (10%) ウキの浮力調整をする。
100% 手順6 (10%)
ウキのフィールドテストをする。

手順1
作成するウキのイメージを静かに考えます。
釣り場の状況をイメージしながら、作成するウキにどんな機能を
盛り込むかを静かに考えます。

ウキの4つの機能の中の、どの機能を優先させるかを決めるわけです。
メモを取りながらウキの完成図面のイメージを膨らませていきま
す。

ウキ作りでは、この工程が、最も楽しい時間ですので、夢の中でも考えています。
注意点は、近頃のメジナは食い渋りの状態が多くなり、ウキの遠投性や見易さだけでなく、感度も重要になってきていると思います。

手順2
ウキの大きさ、特に重さと長さを考えてデザインを決めていきま
す。

私の場合は、長さは、救命用具のポケットに収まる16cm以内で、重さは、遠投が自由に出来る9〜11g程度にしています。
それから、使用目的に合わせて、ウキのデザインを決めていきます。
ノートや手帳に思い付いた時にウキのデザイン図面をメモしておけば、後で利用できます。

手順3
作成するウキに合う桐材を釣具店から購入します。
桐材を購入する時は、桐材に節目がないものを選ぶのがコツで
す。

節目が有ると削りにくく、折れやすくなりますので、使用しないほ
うが良いと思います。

削り始めは大胆に削り、その後は、ウキのバランスを見ながらゆっくり削る事がPOINTです
削りすぎると元に戻りませんので少しずつ削ってください。
ウキによれや曲がりが少しでも有ると、ウキを投げた時に、ウキ
がぶれて、ラインの糸からみが発生しますので注意が必要です。

手順4 塗料は薄くして何回も重ねて塗るります。
下地に白色の塗料を塗っておくと、鮮やかな色になります。
私の場合、色は黄ダイダイ色を使用しています。
天気の良い日は赤系統、くもりの日は黄色系統が見やすいよう
です。

塗料を塗る時に使用するはけは、毎回毎回洗うのが面倒ですので、私の場合、小児用の綿棒で代用しています。
綿棒は、使用後は捨てしまいますので、洗う手間もなく出来ます。
ウキの防水処理は、瞬間接着剤で固めておけば良いと思います。
ウキに傷が入った時は、補修さえしっかりしておけば、特に浮力が変わる事は無いようです。


手順5
ウキの正確な浮力調整をします。
私は、ウキの浮力調整用に板ナマリを使用しています。
最初は、少し多めに板ナマリを瞬間接着剤でウキの下部に張り付けて、後で少しずつナイフで削って浮力調整をしています。
ウキの浮力が適正かどうかのチェックは、風呂に入浴した時に実施しています。
海水と真水では、浮力が変わりますが、大体は真水でギリギリの浮力にしておけば、余浮力が丁度程度になると思います。
後は自分が使用しやすい程度の浮力にすれば良いと考えています。

手順6 投げた時にウキがぶれないかフィールドテストします。
ウキがぶれると、ラインの糸がらみの原因となります。
バランスの良いウキはぶれません、バランスはウキの命です。
それから、自分がイメージした所まで距離が出るかどうかがPOINTとなります。
使いやすくないと、釣りが楽しくありませんので、自由自在に使用できるウキが理想になります。
使いにくい時は手順1に帰り作り直します。