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■ウキ編−ウキ理論■



要旨da
最良のウキとは浮くにあらず沈むにあらず海面を漂う事。
1.ウキの機能を集約すると4つになります。
2.ウキの4つの機能を満足する万能ウキは作れるか。
3.ウキの4つの機能のなかで、どの機能を優先させるか。



ウキの機能は4つ
ウキの機能を集約すると以下の4項目になります。
  1. 魚がエサを食べた時、あたりをとるための目印としての機能
  2. エサを自分の希望する場所に運ぶ機能
  3. 潮の流れに乗せてエサを流す機能
  4. 魚のたなを一定に保つ機能

万能ウキは
作れるか

理想のウキとは、この「4つの機能を全て満足する事が出来るウキ」と言う事になります。
しかし、これらの機能はすべて相反しているため、一つウキにすべての機能を盛り込むことは不可能となります。
たとえば、1項の「魚がエサを食べた時、あたりをとるための目印」 を優先させるには、へらウキのように、細くて感度の良いウキ、又はハヤ釣りウキのように小さくて、軽いウキが理想のウキとなります。
しかし感度を最優先にすると、軽すぎて2項の「エサを自分の希望する場所に運ぶ機能」が無くなってしまいます。
要するに、1つのウキに4つの機能を盛り込む事が出来ない以上、万能ウキを作る事は、不可能に近いのではないでしょうか。
これは、市販されているウキの種類の多さを見れば理解できます。
ウキの種類の多さは、釣り人の悩みのタネともなっています。

どの機能を
優先させるか
メジナ釣りの場合のウキの選択基準は、どうしているかですが、私の場合は、基本的に「メジナの口元にエサを届ける」ことを念頭に考えています。
そのためには、2項の「エサを自分の希望する場所に運ぶ機能」が最優先となります。
釣り場の状況だけでなく、天気や潮の流れの速さも大きく左右するからです。
ウキを選択する時の、優先順位を付けるとすれば以下のような順位になります。
@潮の流れはどちらの方向に流れているのか
A風は、どちらの方向に吹いているのか
B釣り場は高いのか、低いのか
C波は高いのか、低いのか
D太陽は、どちらの向きからか
もちろん、波が高く危険な時は、順位など一切考えてはいけません、安全な場所を選んで釣るのが原則となります。
ウキを選ぶ時は海の状況を考えて「必要最小限のウキを使用する」ことを考えて選んでいます。
少しの時間釣りをして、状況に合わないウキであれば、すぐ取り替えて別のウキを使用するようにしています。

最終的には「使用していて、不便を感じないウキが最高のウキ」と思います。