図鑑031

● 沖縄県立南風原高校 (Okinawa Prefectural HAEBARU high school)

【基本データ】

・略称・愛称等:バル高

・男女共学

・住 所: 沖縄県南風原町字津嘉山1140
・校 種: 全日制
・設置者: 沖縄県
・創立年: 1976年
・校 訓:  自主、自律

初代制服  1976年頃?制定-2007年

2代目制服 2005年-

※掲載制服は初代制服

冬服/  シングル2ボタンの黒のブレザーにプリーツスカートの組み合わせ

夏服/  黒襟付きのオーバータイプの開襟ブラウスと黒のプリーツスカートの組み合わせ

バル高(通称)とも呼ばれる南風原高校。設立当初は、校名の読みについて、ハエバルか、ハエバラかで議論があったという話もあります。結局、ハエバルで決着したわけですが、もし、ハエバラ高校となってたら、通称も「バラ高」になっていたかもしれません。(余談ですが、同じ「原」の読みで、那覇市の宇栄原小学校は、「ウエバル」ではなくて、「ウエハラ」が正式になっています)
さて、そんな南風原高校の初代制服は、夏服は黒の襟がついたオープンシャツタイプ。冬服は、黒のシングル2ボタンブレザーというものでした。
夏服は、那覇高校の制服の襟の色を青から黒にしただけのように見えますが、意外と生地がしっかりしていて厚手だったとされています。

ただし、現物を手に取って確認したわけではないので、今となっては真偽はわかりません。また、前身頃は統一されていたようですが、後ろから見るといくつか種類があったのが確認されています。
イラストでは背中にタックがあるものが紹介されていますが、ないのもあって、正式なものがどちらだったのか明らかになっていません。さらにボタンは白のくるみボタンでしたが、プラボタンもあったという情報もあります。
こんな微妙な違いは気にしないというのが、当時の制服についての一般的な考えだったようですので、これらの違いもあまり意味のないことかもしれません。
冬服は、黒のブレザーの両脇にフラップ付きのポケットがつきます。イラストでは省略されていますが、これは当時いただいた写真が不鮮明で、ポケットの存在が確認できなかったためです。
これに赤いネクタイを締めます。

黒のブレザーとプリーツスカートの組み合わせから覗く赤いネクタイが、強く印象に残っている制服でした。

渚 美鈴/記  NAGISA MISUZU