牧師室から
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3月のおたより
「…主が言われた。『わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる』。 それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。」
(コリント人への手紙二 12章9節)
わたしは常々、キリスト教会がこの地域に受け入れられているのだろうか、 同時に、この地域に対して自分たちの「弱さ」をさらけ出すことが出来たら よいのではないか、と考えることがあります。
なぜなら、聖書の中でイエス・キリストは飢えていたこともあるし、旅で疲れを覚え、 喉がカラカラに渇いた時に、「水を飲ませてください」と水を求めたとも書かれています。 また、取税人ザアカイ(当時、取税人は「罪人」とされていた)の家で食事をさせてもらったり、 一晩泊めてもらったりもしているからです。
しかし、わたしたちの教会はどうでしょうか。教会が何かを必要としたり、 地域の人々から与えてもらったりしたことがないかのような印象を与えてはいないでしょうか。 教会がもっと人間と同じ高さになって、自分たちの弱さを隠さずに、自分たちが全てを知っている、 何でもできるというわけではなく、自分たちも問いを発するようになれたらと思います。
それはわたしたち教会が、この地域の方々に対して、「自分たちに何を期待しますか」と問い続けること、 そして地域の中で、弱り果て、途方に暮れている一人の人の語る言葉に真剣に耳を傾けることだと思っています。
2026年3月1日 小川宏嗣

