ウエルネス8020

ウエルネス8020とは?
「ウエルネス8020」とは、昭和63年に愛知県が提唱し「80歳になっても20本以上、自分の歯を保とう」という目標を掲げる「8020運動」を、さらに発展させ全国展開された運動です。
歯の健康
歯は、おいしく食べる、会話を楽しむなど、豊かで質の高い生活を送るために欠かせないものです。また歯の健康は、全身の健康にも大きな影響を与えます。
私たちは、この大切な歯の健康は、定期的な専門医のケアと適切な生活習慣
を身につけることによって、生涯保つことができると考えています。
【現状】
3歳児の約32%は、すでにむし歯の経験があります。
12歳児になると、全国で約70%がむし歯の経験者となっています。(平成11年歯科疾患実態調査(厚生労働省)
出血、歯石、歯周ポケットなど歯ぐきに異常のある人(全国)は、5〜14歳で36,5%、15〜24歳は65.1%と、若い年代から始まっています。(平成11年歯科疾患実態調査(厚生労働省)
80歳で20本以上自分の歯がある人は、9、4%となっています。

【対策】

ウエルネス8020(ハチマルニイマル)

歯科医師会では80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという、8020運動を展開しています。

8020の意味は・・・私たちは智歯(親知らず)を除くと全部で28本の歯を持っています。そのうち、少なくとも20本以上自分の歯があれば食事に不自由せず、おいしく食べることができます。ものがよく咬めると言うことは健康にとって重要であるだけでなく、高齢社会を明るくゆたかにすると言う意味でも非常に大切です。そういった意味を込めての80歳で20本の歯を残そうと言う運動であります。

南区歯科医師会では毎年秋の南区民祭りにおいて8020達成者を表彰しております。
詳しくは保健事業のページで)



皆さんに出来ること(セルフケア)

1.歯をきちんと磨きましょう
磨いていることと磨けていることとは違います。歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目など、汚れの残りやすい場所がありますので、 歯間ブラシやデンタルフロス等を使ってきちんと汚れを落とすことが大事です。また、歯磨きは毎食後はもちろんのこと、間食やおやつの後なども忘れずに磨きましょう。正しい歯の磨き方は歯科医師や歯科衛生士の指導を受けるようにして下さい。自分の健康、自分の歯は、自分で守るよう心がけましょう。

2.定期的に歯の健診を受けましょう
定期的に歯の健診を受け、歯を失う原因となるムシ歯や 歯周病を早期に発見し、早期に治療を受けるように心が けましょう。また、年に一度は歯石を除去されることをお勧めします。

3.かかりつけ歯科医を持ちましょう
気軽に相談にのってくれたり、指導をしてくれる 「かかりつけ歯科医」を持ちましょう。


4.正しい生活習慣を身につけましょう
喫煙、ストレス、肥満、運動不足、偏った食生活は内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の引き金になるだけでなく、歯周病の大きな危険因子でもあります。そのような不適切な生活習慣を改善しましょう。