『水口囃子』(みなくちばやし)は、毎年4月20日に行われる『水口祭』に曳き出される曳山(地元では『ヤマ』と言う)の上で演奏される祭り囃子です。
古くから『ヤマの囃子』と呼ばれ、江戸時代の享保年間から現在に至るまで、人から人へと受け継がれてきました。
その『ヤマの囃子』が『水口囃子』と呼ばれるようになったのは、昭和29年に『文化財保護法』が改正されて後、昭和36年に『水口祭』祭礼行事が滋賀県の『指定無形民俗文化財』として指定されて以降のことです。
関西地方の祭り囃子と言えば、『祇園囃子』を中心とした、ゆったりしたリズムのものが多いのですが、その中で『水口囃子』は大変珍しい、関東系のお囃子で、そのメロディはジャズ調あり、マンボ調あり、野性的かつ庶民的なところが最大の特徴です。
現在まで伝承されている曲目を紹介します。
『水口ばやし 水口囃舎(みなくちそうしゃ)』とは、『水口の里に集う、囃し人の集団』『技術のみならず、歴史などの面からも学ぶ場所』という意味で、会員の中には地元水口の曳山町の伝承者は勿論のこと、水口囃子の魅力に惹きつけられた町外・県外出身の者もおります(会員紹介はコチラ)
私たちは、この先人より受け継がれてきた『水口囃子』の正確な内部への『伝承』と、外部への『伝播』を目的として2001年に誕生し、講座や演奏活動を行っています。
今後も『ホンモノ中のホンモノ』を目指して努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。