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 運動する子供の膝





膝を
酷使する運動する小中学生で
特有の痛みが出ることが多く
こうした場合
代表的な3つの疾患を解説する。
この3つの疾患は
発症場所が微妙に異なる。













ジャンパー膝



ジャンプ運動を頻繁におこなう
低年学生に多く見られる
膝の
大腿四頭筋の腱
膝蓋靭帯
の部位に炎症がおこる痛みである。

原因は
大腿四頭筋をはじめとする
膝に連結する骨格筋群の
酷使と不均衡によって
筋肉の硬直と弛緩リズムが破綻し
膝周囲にある
大腿四頭筋の附着部位の腱と靭帯に
集中的負担がかかり
損傷炎症による痛みとなる。

痛みとともに出血、浮腫、変性、断裂
などが生まれる。




 オスグッド病
 


ジャンプダッシュキック
などの運動で
脛骨粗面の部位に
損傷が起こるのを
オスグッド病と呼ぶ。



脛骨と膝蓋骨を結ぶ膝蓋靭帯を介して
脛骨側の骨頭部にあたる部位が
脛骨粗面である。

大腿四頭筋などが
酷使されてその牽引力が
脛骨粗面に過大な力がかかってしまう。

その昔
学生の運動部では
トレーニングの一環として
『うさぎ跳び』という訓練を励行していた。
私も中学生の頃は
『うさぎ跳び』をグラウンドを何週も
やっていた。
これで根性を養ったのであった。
ただし現代では
『うさぎ跳び』は禁止事項である。
『うさぎ跳び』が
オスグッド病の温床となることが
広く認識されたからである。








シンディングラーセン・ヨハンソン病 
 

膝蓋腱と膝蓋骨の結節部位に
剥離が起こる疾患をいう。



膝蓋骨下部に痛みが出て
骨の剥離が出るが
安静により
剥離は融合され回復する。




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