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双極性障害 (躁うつ病) |
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1人の人間が まったく真逆の激しく極端な精神的境遇に 交互に或いは混合しておちいるのが 双極性障害 そうきょくせいしょうがい つまり 躁うつ病 そううつびょう である。 それが重篤になると 当人の心身の多岐にわたる苦痛の重圧はもちろんのこと 周囲の人間を大混乱にまきこみ 結局は本人の人生そのものの航路を大幅に修正しなくてはならない 深刻な事態を招くことになる。 その発症にいたる明確な原因と機序は 2017年4月の現段階においても医学界・生理学界の定説は確立されておらず ただ 双極性障害と診断されたヒトの 脳内血流、脳内物質、細胞、神経伝達物質、等の異常の特異性に共通した状態を 遺伝子の解析が進行していく過程で次々と発見され 双極性障害の症状と状態が明らかにされつつあるという事に過ぎない。 それらは つまり症状の解明、脳や身体の特異性の発見であって 決して 原因と機序の明確な解明には至っていないのである。 もちろん 仮説は多くある。 なぜ仮説の段階でとどまっているかというと こうした心因性に根源的な原因・機序が大いにあるとみられる疾患は そもそも原因と機序の明確な解明が困難な宿命があるため 個々のヒトの個人史にひとつひとつさかのぼっていかなければ 解明されない性格を持っているからということでもある。 こうしたことから 目下の医学界・生理学界が到達している地点は 双極性障害のヒトの 脳内、脳内物質、細胞、神経伝達物質、の異常にどんな共通性があるか? ということにとどまり こうした傾向は双極性障害にかぎらず 精神疾患のほとんどが このような地平に立っているのが現状なのだ。 このため 西洋医学の双極性障害に対する対処は 投薬を中心としてなされており これに対して 整体は 独自な方策により 解決策を追及するのである。 もちろん これらの西洋医学の研究の成果を十二分に援用しつつ であることは 言うまでもない。 整体は この双極性障害 つまり 躁うつ病を 身体の側面から変革をほどこし そこを糸口として 全容の解決の道を探ろうとするものである。 整体施術による双極性障害の改善手法の骨子を 簡単にまとめると以下のようになる。 まず 躁状態に落ちいっている時 と うつ状態にはまり込んでいる時の いずれにも共通する身体にあらわれる大きな特徴は 睡眠の異常と 疲労感の異常である。 双極性障害は 制御しがたい睡眠障害と不気味な疲労感が 真逆の振幅の激しい様相としてあらわれ 最終的には 躁状態もうつ状態も 心身ともに ヘトヘトに消耗させ ついには体調の崩壊へと導き その身体の破壊が 治療しようとする意欲をそぎ さらに袋小路へと追いやっていく。 したがって 睡眠と疲労感の正常化をまずはかることで 体調の復調をはかり その復調の快適が 身体全体の軽快を生み その愉悦が次に脳内の改造と一新に向かう。 こうした道筋が整体の基本的な流れとなる。 これを図解すると 以下のようになる。 最終地点は 脳内再生となるのであるが では整体は脳内をどう再生するのか? 真髄はここにある。 まず整体の仮説からはじめる、 そもそも 双極性障害 つまり 躁うつ病の発端から発症に至る道筋は まず多大な心因的及び身体的なストレスが始まりで そのストレスが最終的に脳内の分泌物、細胞、神経経路に異常をもたらし その異常が発症をもたらすことになる。 発端はストレスである。 そのストレスが脳内でどのように処理されるのか? その処理のされ方の解明が複雑であり またもっとも解明を求められるところである。 通常 ストレスは何でもない軽いストレスは忘却するし 大脳皮質が その対抗策を知的に解決しようと動き出し うまく処理されればそこで解決される。 ところが 大脳皮質では解決されにくいもの たとえば 情動や感情や愛情といった知性では解決がはかりにくいもの 又は くりかえしくりかえし来襲する性格のもの または 自分の知能では解決できない手に余る大きな問題 自分の生命の危機や恐怖を引き出すたぐいのもの 等々・・ こうなると 脳の中では違う部署がこのストレスを対抗するために稼働しだす。 それが大脳の中の大脳辺縁系と呼ばれるところで その中にある扁桃体が情動的ストレス つまり快不快の側面から反応し稼働する。 つまり快不快を感受し 不快ストレスを打ち消そうとシグナルをだす。 そのシグナルとは ストレスを打ち消すホルモンである コルチゾール、ノルアドレナリンである。 同時に その不快によって 癒し系ホルモンのセロトニンの分泌が抑えられ 情愛にあふれた気分にさせるセロトニンが軽減することにより 殺伐とした心象風景の脳内となる。 さらにストレスが続くと コルチゾール、ノルアドレナリンも疲弊のため分泌が少なくなり その分泌を担当する副腎という臓器の疲れを呼ぶ。 ひとつの臓器の疲れは 次々と多臓器に影響を及ぼし 内臓の不調をもたらす。 内臓の不調は 栄養の偏りと失調を呼び 血行不良を引き出し 血行は身体 さらには脳内への血行不良、栄養不良により 脳の一部の変容をきたす。 たとえば 大脳辺縁系にある海馬が委縮して小さくなることが 双極性障害の患者では散見される。 こうして 脳の中も 身体の各機能も 心も 嵐の様に乱れ それでも 大脳皮質が こうした身体の悲痛な叫びを聞かず 大脳皮質が思考し判断した道を優先して行動をさらにおし進めていくと ストレスはさらに過大となり ついには異変を呼ぶ事になる。 長くなったが これが双極性障害の発症にいたる おおよその道筋である。 こうした仮説にそって 整体はその治療を構成する。 で 整体の治療の基本を今一度述べると まず 睡眠異常と疲労感回復という2つの局面を突破口にして これにより 全身の体調を回復し 同時に 身体改造をしつつ 脳内の刺激によって 脳内を健全化し再生する。 これである。 この脳の再生の経験により 再び同じようなストレスにさらされても変調しない体勢 たいせい をつくる。 これが整体の治療。 同時に忘れてならないのが 個々の人の発端となるストレスの解明である。 ストレスは個々の人により違う。 それは うまく解明できないかもしれない。 あるいはいとも簡単に解明できてしまうかもしれない。 それはわからない。 それは施術をしながらの同時に進むストレス解明の旅なのである。 いずれにしろ その旅は 患者には整体施術により身体の愉悦にひたりながら 発車する。 こうしてストレスの解明の旅もほぼ終着駅に着くころには 体調も好転し変貌が顕著になってくる事が多い。 次のステップがいよいよ脳内に刺激を与えることになる。 この脳内への刺激こそ 整体の力量をいかんなく発揮し この治療の成否の分かれ目となる勝負の分岐点である。 手順は後述する。 こうして脳内の刺激が終結すると 脳内はリセットされた機能が何事もなかったように静かに動き出し その後も 同じように襲ってくる あらてのいくたのストレスをも 平然とはねのける強靭な脳が たくましく脈打つことになる。 では 実際の整体施術の詳細を 睡眠異常・疲労感・体調・脳内 の4つの局面に集約し 微に入り細に入り記してみよう。
以上 睡眠異常・疲労感・体調・脳内 4つの局面から 双極性障害の整体施術を記したが こうした心因性の高い症状は 対応のいっそうの柔軟性が求められ 難易度の高いものであり 底知れぬ個々の人生の深淵が横たわっている。 |
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