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むくみやみ
 
むくみが
すでに体質となってしまうと
そこから抜け出すには
日常の行動様式や
日ごろの身体動作や
体調全般の見直しをせまられる。



さらに
むくみの不気味さは
その背後に何か大きな病巣を暗示する
軽快すべき兆候
となっている時がある。



そこに
むくみの闇
やみがある。

むくみを一時的に治し
むくみの程度を復元するのは
それほどの特別な技術はいらない。
熟練のマッサージなどで
瞬時のむくみは解消するのである。
むくみとは
そういうものである。

問題は
むくみが起こる原因である。
なぜ
あなたにむくみが起きるのか?

むくみ自体は
病気というには微妙であるが
体の中に
正常とは言えない不健全なものが
存在している明瞭なサインであり
むくみの背後にある
なんらかの不健全な原因の究明は
必ずしなければならない。

医学的には
むくみ
浮腫ふしゅと称し
なにかしらの病的な要因が
体のどこかに存在する時
頻繁にあらわれる。




むくみ
体質となりやすく
むくみ体質になると
日的的な身体活動に微妙に影響し
健全な生活に影がさす。

では
むくみの闇やみの解明をしつつ
その解決法をさぐっていこう。

まずは
むくみのメカニズムを
学習する事から始めよう。


むくみとは そもそもどこにできるのか

むくみ
とは そもそもなのか?

なぜ
むくみ 出たりえたりするのか

むくみ
放置するとどうなるのか



そして

むくみ体質転換する

やり方を記していこう。

  むくみとは そもそもどこにできるのか?

まず、 むくみ
間質液
かんしつえき
と称する
ものできる。

イラストで見ると、



間質液かんしつえきは、
皮膚の下に存在し
細胞、血管、リンパ管、の外に
びっしりと充満する。

むくみ
この間質液かんしつえきが異常に
うっ滞・停留・膨張している
病的な状態
を指す。

では、間質液かんしつえきとは何であろう

間質液かんしつえきを説明するには
まず
体液から説明しなくてはならない。

少々ややこしいが
ヒトの体に存在する体液を
理解できないとむくみが何かわからない!

ヒトの身体に存在する
すべての液体を総称し
その体液という。

また イラストで説明しよう。



まず全カラダの構成が
個体と体液の2つの要素に分けた場合
その重量比率は
個体
(骨、筋肉、など) 40%
体液
 (すべての液体) 60%
となり液体部分が勝っている。

さらにその体液がどこに存在するか?
場所は2つ
細胞内と細胞外だ。

その60兆個ある細胞の
ひとつひとつの中にある体液が
70%となる。

その細胞外、
にあるのがつまり30%となる。

そして細胞外にあるうち
血液とリンパ液が20%
間質液が80%
となる。

非常に紛らわしいが
間質液とはこれを指す。

ふたたび
最初のイラストを見る。



間質液
かんしつえきは、
皮膚の下に存在し
細胞、血管、リンパ管、の外に
びっしりと充満する。

むくみは、この間質液の中にできる。


  むくみとは そもそも何なのか?

むくみ
とは
血液成分、リンパ成分、細胞成分
の内に存在する体液を
理想的な状態を維持する目的で
これら3者の健全を保つために
間質液の中に
これら余分の成分を押し出し
その結果 間質液が膨張している
状態を指し
いわば
血液、リンパ、細胞のなかの
不必要体液分を
間質液が
受け持って保持している状態をいう。

これは
ホメオスタシスの典型であり
生体を
恒常的に良好な状態に保持する
人体の自動機能である。
つまり
血液、リンパ、細胞の恒常性のため
不必要な体液を外に出して
それが間質液の膨張となる。


なぜむくみ 出たりえたりするのか

すでにのべたように
血管
リンパ管細胞3者
間質液
あいだには
様々な物質が
ひんぱん
体液やり取りされてている。
たとえば
細胞と間質液の間で
細胞膜をとおして
カリウムやナトリウムが
出入りしているイメージ図である。




血管も同様に主に毛細血管で
間質液との出入りが
頻繁におこなわれている。

このため
間質液に含有される
むくみを起こす物質は
マッサージやドレナージュで
極めて短時間に移動して
うっ滞・停留・膨張が消失する。
ただし
体内の根本的な状態の転換がなければ
しばらくして
むくみは再びおとずれる。


むくみ放置するとどうなるのか

では
むくみ放置するとどうなるのか
それは
むくみの起こる原因しだいで
遅かれ早かれ
隠された重大な疾患が
あらわれることもあれば
たんなる
一時的な不健全で終わることもある。

腎不全
  タンパク質の栄養不足
 肝硬変
甲状腺の機能障害
  打撲による炎症
  静脈血栓
 妊娠と産後の附帯症状
  リンパ節切除
更年期障害 
 クッシング症候群

まずは
むくみが
上記のような疾患の兆候として
あらわれているのかどうか?
のチェックである。
これらの疾患に該当するものがあれば
まずそれらの治療に着手する。

それが無いのであれば
以下のような要因で
むくみは起こる。


夕方になると 
ふくらはぎが 
むくんではれる 
足が疲れてくると
靴がはきづらくなる
長時間のデスクワークで
むくんでしまう
朝起きた時
顔がはれてむくんでいる
疲れると 
顔がむくんで 
顔が大きく見える
酒を飲んだ翌日は
必ずむくむ
長く車に乗った後は
むくむ
外食が続き 
塩分の多い食事で
むくむ
タンパク質、
ビタミン、ミネラルの摂取が
少なくむくみやすい
薬の副作用で
むくみやすい
運動が激しく
水補給が不足すると
むくみやすい
睡眠不足でむくみやすい
ストレスや悩みが多いとき
むくみやすい
冷えで悩まされると
むくみやすい
手仕事が続くと
指がふくれてむくんでしまう 
熟年になって
時々ひどくむくんで
歩けない日がある 


このようなことが
ひんぱんにくりかえし
身にふりかかるのであれば
あなたは、むくみ体質といえる。

上記のようなむくみは
筋肉硬直
蓄積疲労
長時間の坐位姿勢
睡眠障害
過食と過飲
運動不足
栄養のアンバランス
薬物障害
精神的ストレス
冷え症
老化による新陳代謝の異常

等々の要因でおこる。

したがって
こうした要因で起こるむくみは
対処療法により
これらの要因を打ち消す処方で
じょじょに軽減していく。



整体の身体哲理からいうと
むくみは
水流の不全である。
つまり体液の流動性が悪く
栄養と酸素の摂取と
消化と排出能力の不均衡により
代謝能力が低下して
間質液に処理しにくい体液が
停留してしまう事を指す。

これを解消する
初動の手当は
血流とリンパの新陳代謝を
活発にして
流動性と解毒能力を高め
間質液の内容を
変換していくことにある。






  むくみ体質転換する

むくみ体質転換するには
まず あなたの間質液に
なぜ体液が過剰に停留してしまうのか?
その原因を
特定する事である。


その特定なしに
やみくもに刹那的に一時的に
むくみを消滅させたとしても
その体質はかわらず
再発を繰り返すことになる。

その特定した見立てが
的を得ていれば
その解決への道は明快に描ける。

やり方の基本は
血管と
リンパ管と
細胞に
間質液の液体を還流させる。

還流のイメージとしては
以下のイラスト



つまり間質液にある
過剰な体液を

血管と
リンパ管と
細胞に
もどしていく。


もちろん
これは
マッサ―ジやドレナージュなどの
物理的な圧力により
還流させるのでなく
老廃物や排出物などの
体内に素早く押し出したい物質を
血液やリンパ液を通じて
体外代謝のスピードを
加速させることによって
ホメオスタシスを高め
間質液中の体液量を調整させる。



これを継続的に
くりかえすことにより
むくみ体質と決別していく。


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