湿度の高い6月、整体 MIKUNI には ふくらはぎがだるくて悲鳴をあげる患者がとたんにふえてくる。
ふくらはぎがだるくて眠れないことや こむらがえり むくみ 痛み で悩むヒトは多く とくに夏にかけて湿度が高くなるととたんにふくらはぎの故障が多発する。
なぜ 夏に向かい ふくらはぎに支障が出やすいのかというと
ひとつは、発汗が活発になり
体内の水分量の変動が活発化し よって体内のナトリウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルのバランスがくずれやすくなり
このミネラルのバランスがくずれると筋肉の疲労物質の排出がとどこおり 筋肉量の多いふくらはぎに疲労物質がたまったままになりやす。
ふたつめに、暑くなるに従い夜間の睡眠の熟睡に問題がでて疲労がたまりやすい
みっつめに、暑くなるに従い アウトドアでの歩行量が減り ふくらはぎの運動不足状態をひきおこす。
などなど。
特に 高齢で過度な運動不足状態にあったり
女性で立ち仕事の多いヒト
デスクワークの長時間労働で座位により 下肢全体の運動不足のヒト
ふくらはぎは もともと下肢の第二の心臓といわれ
下肢にめぐってきた血液を静脈を通じて上向きに心臓にかえしてやる重要な役割りをになっている。
つまり ふくらはぎの分厚い筋肉群はその強力なポンピング機能で
静脈の血行の手助けをしている。
このとき ふくらはぎの筋肉の柔軟がうしなわれると
本来 静脈を通じて老廃物や疲労物質が上方へ運ばれることも滞ってしまい
結果 ふくらはぎに様々な症状が出てくるというメカニズムである。
したがって ふくらはぎの運動劣化はひとりふくらはぎにとどまらず 全身的な血液代謝を劣化させることになる。
ふくらはぎに問題があれば おおよそ全身のダルサや鈍重感を推察されるのはこうした理由による。
よく 脳梗塞や心筋梗塞の前触れが 異常な前例の無いふくらはぎのダルサ と言われるのもこのあたりにある。
湿度が高くなると 体液や血行の流れが急速に落ちてくるくることは経験することで
全体にどんよりとした言い知れぬ疲労感が続き かつ ふくらはぎの疾患がどうしてもぬけず 長期にわたるときは
根本的に身体のみなおしをすべきである。
整体 MIKUNI にも以上のような患者を何度も経験して 窮地をすくったことがいくたびある。
また そんな患者が多く出る季節がめぐってきたのである。
であるから やまない雨の中 ふくらはぎの悩みを訴える患者に ただ ふくらはぎのマッサージをするだけでは整体といえない。
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