今年の7月は 雨模様と快晴とがはっきりしない あいまいなままの進行となっているが
こうした時期に特徴的な体の変調が
全身のダルサと 皮膚疾患 である
もちろん 年がら年中 体がダルイひともいるのだが そういう人もとりわけこの時期がつらい
高い湿度は体の働きを鈍化させやすく 代謝を鈍らせる
すると腸の動きがとみに悪くなり
老廃物が体からスムーズに排出できなくなるというメカニズムで
その連鎖が体のダルサを生み 皮膚に異常がでやすくなる
皮膚疾患は とくにこの時期発汗が活発になり 自分の汗が皮膚を刺激し疾患へとつながる人が近年多くなっている
とくに アトピー体質のひとはこの時期 実にイライラがつのる
自分の汗が 自分の皮膚を攻撃するからである
さて こうしたダルサや皮膚疾患に特徴的な症状は 呼吸が浅くなることで
深い呼吸が回復すると かなり症状は回復するものである
皮膚も皮膚呼吸として呼吸活動をしているのであるが 皮膚疾患はこの皮膚呼吸の能力を低下させる
したがって 7月の整体は 呼吸の回復である
胸鎖関節 |
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![](july/syuwa.jpg) |
まず 仰向けにねて 鎖骨の下を走る部位を緩めてみよう ここは鎖骨下筋 さこつかきん
といい ここがゆるまると 深い呼吸をくりかえしながら 肩こりや背中痛の軽減になる
さらに 鎖骨と胸骨を連結する関節で胸鎖関節 きょうさかんせつ という大事な関節があるが
この関節を徹底的にゆるめると
海の底からわきあがるような呼吸がよみがえり
めのさめるような爽快感におそわれる
特に 慢性的に肩こりや背中痛からくる体のダルサに負けている人や
皮膚の疾患でイライラしている人に ぜひ施したい部位である
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