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2021年6月の整体
グローバル筋とローカル筋


筋肉の役割と機能の視点から分類すると

グローバル筋とローカル筋の2つに分別される。

この2つの分別を

十二分に意識して筋肉を動かす習慣をつけると

よりカラダは思いのまま動き、自己やケガが少くなり

眠っていた筋肉のパフォーマンスが爆発的に向上する。

グローバルは ひろい広がりという意味、

ローカルとは 局部的で小さなエリアという意味、


まさに


グローバル筋は表層に存在し 

そのボリュウムは大きく

骨格を主動的に大胆に動かす時に

エネルギィとパワーをともない動く。


ローカル筋は背骨により近く体幹に近い深層に存在し

小さな筋肉でグローバル筋の動きの微調整をしたり、

姿勢の保持や適正化をしたり

という局面に発揮される筋肉群を指す。

このように

グローバル筋とローカル筋はその機能がまったく異なり

この2つのそれぞれの筋肉が動作において

協調しながら連動的に動いて多彩な活動を可能にする。



グローバル筋とローカル筋をイメージ的に表すと以下;


 


ヒトの動作は

この2つの筋肉群が連続的に協調して

滑らかな動きを実現する。

では

グローバル筋とローカル筋が

どの様に連動して動くか見てみよう。


ここで たとえば 

重い植木鉢を持ち上げようとする場合

まずむやみに重そうな植木鉢を

突如持ち上げる事はなく、

無意識のうちに 

植木鉢がどのくらいの重さなのかを値踏みし想像する。

この活動は脳内でされ、

その値踏み想像にもとずき、

その重さに対して体は無意識化で準備する。

つまり来るべき体にかかかる重量を予測する。

来るべき体にかかる重量は、

つまりは骨格に負荷される重量として

骨格まわりに附着するローカル筋が刺激され 

ローカル筋が準備態勢を整える。

そして実際に植木鉢を持ち上げようとすると

グローバル筋が

実際の植木鉢の重量を維持することになる。

つまり実際はグローバル筋が植木鉢を持ち上げる。

植木鉢が持ち上げられると 

次に この持ち上げることにより

体の均衡が崩れないように

ローカル筋が実際に稼働して

負担の来ない姿勢を維持しようとする。

こうして 

グローバル筋とローカル筋が協調して動く。

この2つの筋肉群の協調のタイミングに

ずれ不協調不協和があると


体に多くの過負担や事故が起こることになる。


つまり 筋肉活動のメカニズムは、

脳☞ローカル筋で準備☞グローバル筋で主動力☞ローカル筋でバランス

という流れになる。



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