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2017年12月の整体
 

線維筋痛症について



全身の多くの箇所に 激しく強烈な痛みが 数か月続き

これといった原因がはっきりしない場合

線維筋痛症 せんいきんつうしょう の可能性を考える。




その特徴は

まず 痛みそのものが猛烈なことであり

鋭く 飛び上がるほど などなど 多彩な痛み表現となる。

はなはだしくは 軽くふれただけでも痛みが止まらない。

安静時や睡眠時にも 痛みがやまないことが多い。

さらに

こうした痛みのポイントが 広汎にわたり現れることで

10か所以上のポイントが数えられる。

こうした連鎖する激痛、 拡散する痛みの広がりは

恐怖 と失意をもたらし 心身ともに大きな打撃をうけやすい。

加えて

線維筋痛症 せんいきんつうしょう の特徴に

こうした深刻な痛み以外に

追い打ちをかけるように付随的に様々な深刻な症状が現れることである。

それは

睡眠障害

顎関節症

慢性疲労症候群

うつ病 

などであり これらが痛みとともない 併発し生活に大きな影響をもたらす。





これが 線維筋痛症 せんいきんつうしょう であり 対する西洋医学的な対処は

目下のところ

これといった切り札がなく ただ 痛み止めの薬が頼りという状態である。


このため

患者は いくつかの病院や治療法を求めて さまようことになり

こうした心理的肉体的な負担のため

さらに痛みと付随的諸症状が悪化することが多い。


線維筋痛症 せんいきんつうしょう の鋭く強い痛みは

出現する部位は特定され すべての痛みは どれもが筋肉上に現れる。

つまり

全身の骨格筋、及び靭帯、腱、筋膜 という場所であり

ゆえに 線維筋痛症 せんいきんつうしょう という名称がついているわけである。

さらに痛みのポイントは 同じ部位の左右ともに両側に現れる特性があり

後頭部から膝までの 随所に出現するのである。

この左右両側に痛みが現れることを 両側性といい

線維筋痛症 せんいきんつうしょう の判別の重要事項となっている。

痛みが左右の両側に出現することは 非常に意味のあることであり

これは 線維筋痛症 せんいきんつうしょう の根源的な病巣が

中枢性 つまり 脳と脊髄に存在することを示唆する。

つまり

末梢神経障害 ないしは 痛点のある筋肉上が

根源的病巣では無いことが

可能性として高い ことを示している。


では

こうした深刻な症状に整体は どう立ち向かうのであろうか?


すでに述べたように 線維筋痛症 せんいきんつうしょう は

はなはだしくは 患者の体にそっとふれただけで 猛烈な痛みを訴えることも多く

軽々しく 患者の体に接触はできない。

したがって いくら 筋肉部分に痛みを訴えたとしても

術者が そこに触れるだけで あるいは 触れようとする仕草をみせただけで

患者の痛みは悪化することもある。

このため 整体は

線維筋痛症 せんいきんつうしょう の痛みの現場である痛点を接触しない、

および 新たに痛点が出現しそうな部位をも接触しないことが

大きな原則になる。

そこで 糸口になる場所が 耳と手と足 である。





線維筋痛症 せんいきんつうしょうの患者は 

耳と手と足については 痛みの出現がほとんど無い。

このため 整体では 耳と手と足を刺激することにより

最終的に

中枢の脳と神経の加速された興奮で疼痛が倍加している状態を

抑制することをおこなう。



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