2015年1月の整体

 


年頭の話題は 子宮筋腫について である



なぜか 昨年は

「 整体で 子宮筋腫が小さくなりませんか? 」

という 質問が多く

子宮筋腫を 第一の主訴として 整体に来院することは 少ないが

ガンコな腰痛や背中痛、 強烈な全身性の疲労を第一の主訴とし

副次的な訴えとして じつは子宮筋腫で悩んでいるという女性も多く整体に来る

多いのも当然で

なんと この疾患で悩む女性は 30歳〜50歳の年代で 3人に1人ともいわれる

おどろくべき数字である



もちろん

そのほとんどが良性のガン化しない筋腫が 子宮筋腫で

生死にかかわる深刻さはなく

婦人科の疾患で もっともありふれたものであるが

さらに その約半数は症状が何も出ないまま経過し 特に問題化しないものである



腫瘍が大きさがある一定のサイズになったり 愁訴が激しいと

医師は手術をすすめる

終始の不快や痛みで 悩まされる人も多い

さらに 出産の可否という問題をも内包するため

払拭しがたい憂鬱をもたらす なやましい疾患である


もともと 子宮筋腫については 多くの不思議と不可思議 そして謎をずっと感じてきた

その第一が

冒頭でのべた これに患う罹病率の高さである

3人に1人 あるいは 4人に1人 としても

かくも 女性にとって大切な臓器に かくも多くの筋腫が生まれるとは

おどろくべきことである


さらに驚愕すべき 第二が

かくのごとく 高い患者率があるにもかかわらず

その子宮筋腫の発生のメカニズムに医学界の定説がまださだまらず

それを防ぐべき 手だてが統一的に確立されていないことである

人類の種の継続に 最も大切な臓器に降りかかるこうした災難を

発生しないように 未然に防ぐ手だてが いまだ確立されていないことは

異常な事態ではないのか?

予防医学という側面では 全く放置されている状態なのである


さらに

 子宮筋腫の謎のひとつが

子宮筋腫は 子宮内の平滑筋という筋肉組織が肥大化するが

からだ全体の 良性の平滑筋腫の99%が子宮で発生する

なぜ 子宮筋腫がかくも良性なのか?

これも 大きな謎である


こうした前提をふまえ

整体に望まれるのは

子宮筋腫の自然退縮 しぜんたいしゅく つまり

手術的手法ではなく 保存的手段により 大きな子宮筋腫を小さくしていく

ということである

では それは可能なのか?

また それはどんな理論と根拠にもとずくものなのか?

詳細は このホームページの別の稿で記してみることにして

 ここでは それを可能にする理論と根拠のエッセンスのみ列記してみる

列記は まず 子宮筋腫に関する 

医学界でほぼ認定されている説

医学界における仮説

整体における子宮筋腫に対する仮説

の 3種をあげ

しかる後に 具体的な整体施術のエッセンスを記す


 医学界でほぼ認められた説


子宮は妊娠のために存在する
子宮平滑筋は自律神経による支配
子宮筋腫は卵胞ホルモンと黄体ホルモンに依存する疾患
 子宮筋腫内は 血行障害がおきている
 閉経により卵胞ホルモンの分泌低下で筋腫の生育がやむ

 医学界における仮説
 子宮筋層の低酸素状態がDNA障害をもたらし筋腫をつくる
 くりかえす月経が子宮筋腫の発生に寄与する
 臓器の廃用萎縮論により使わない臓器は変性する


整体における仮説

 ストレスによる自律神経失調は子宮平滑筋に影響を及ぼす
 受精が成立しない子宮は 毎月多大なストレスを受け筋腫を誘発
 子宮の周囲に過大な脂肪がつくと子宮の低酸素状態を招く
 子宮の周囲に過大な脂肪がつくと子宮の血行障害を招く
 卵胞ホルモンと黄体ホルモン分泌の安定化で子宮を安定する
 骨盤内の過度な緊張が子宮の安定化を妨げる

これにもとずき


子宮筋腫の自然退縮 しぜんたいしゅく の整体の施術エッセンス

 子宮周囲の過大な脂肪の撤去し低酸素状態と血行障害からの解放 → 完全スリム化
 骨盤内の過度な緊張状態を解放し 子宮へのストレスを低下させる → 完全弛緩
 子宮平滑筋収縮をになう自律神経の失調を是正し自律神経回復   →  自律神経回復 
 毎月に受精成立しない子宮がこうむるダメージの軽減をはかる    → PMSの軽減

要約すると

骨盤の動きを快適にし

骨盤〜おなかまわりについた脂肪をそぎ落としスリムにし

自律神経失調を回復し

月経前症候群を軽減する

という きわめて単純なことである

これに続く 詳細はホームページの別の稿を参照していただきたい