2013年7月の整体 


今年の夏は かなりの酷暑が予想されるとのこと
よって ふくらはぎのだるさを訴える人も急増する予想となる
とくに寝苦しい熱い夜 ふくらはぎが
はなはだしいときは切れるような痛みとだるさが混合した常態にみまわれ入眠が困難となる
 ふくらはぎがこうした状態に見舞われやすいこの時期の特徴的な原因は以下、


1  塩分や水分の過剰摂取で 腎臓の酷使した状態となり 血液中や体液中に塩分水分が過剰となる

2  暑さのせいで冷房をあたりすぎ 運動不足および局所の冷却しすぎで筋肉の血行不良となりふくらはぎにたまる老廃物が排出しにくくなっている


こうした原因で 静脈の還流がとどこおり 
本来ふくらはぎから心臓に還流される血液に支障が生じ 停留をおこし ひいては血液分から細胞外に水分がとびだし
体表とのあいだに蓄積される それが むくみとなる
したがって こうしたむくみは 静脈の還流が正常に回復するように
ふくらはぎの筋肉群を蘇生させると
解決するのであるが
この時 ふくらはぎのみの施術に終始すると 解決がなかばとなりやすく
かならず 下肢全体を視野に入れた施術をうけるべきである

さらに 厄介な場合がある
ふくらはぎに限らず 全身のだるさが7月にはいってとくに激しくなってきた というケースである
すでに以前より慢性的な全身のだるさがあり 特にふくらはぎに支障があらわれてきたのであれば
まず 腎臓の弱体をうたがうべきであり
尿の様相 顔のむくみの有無や 活力の停滞の程度 疲れの重症度
など
腎臓が本来の機能をはたしているのかチェックしたい
よって 今月のテーマは
腎臓の強化と休息である 夏バテに備えるべき臓器はこれである

腎臓の休息から列挙してみよう
まず 塩分 とくに加工食品に含まれる加工食塩を注意深く制限し 天然食塩を適度に摂取する
次に 水分をちびりちびり補給する
以上の単純なことが腎臓を保護し休息をあたえる有効な方法の一つである
腎臓の機能のひとつは 血液の濾過と浄化をおこない 老廃物を尿として排出することであるが
休息とは 濾過と浄化能力を酷使しているものに休息を与えるため負担をすくなくすることであり
それが 適度な塩分と水分量の摂取なのである

次に腎臓の強化であるが それは2つある ひとつは食材による腎臓強化、いまひとつは整体施術による方法である
もっとも原初的な施術は 腎臓そのものに向かって適度な圧をくわえること
背部から 左右の腎臓を適度な圧力で押す、
さらに
両脇腹から腎臓をつかむ
が、
腎臓の前面からの施術はむりである
なぜなら全面、つまり腹側からは 他の内臓 肝臓と胃と腸 及び11肋骨と第12肋骨にはばまれ直接の圧が加えにくいからで
うつぶせ および 横向き の姿勢から 腎臓にむかい施術を行う
腎臓は左右2つあるため かならず 左右ともの施術が必要だが その場所は右の腎臓は若干だけ下に位置する
腎臓は他の内臓とちがい 独特の筋膜と脂肪に取り囲まれているために

その分 他の内臓を施術するより 幾分強めの圧の方が腎臓の反応は敏感となる
これが 腎臓の機能を強化する第一段階の施術である

こうした原初的な刺激だけで 腎臓はにわかに活発な様相をしめす
もちろん 腎臓強化のための込み入った段階は整体をさらにおしすすめるとあるのだが
重篤な状況におちいっていないのであれば
これで十分な効果がえられるはず
復習するが、7月のポイントは腎臓である