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2007年9月9日(日曜日)午後7時5分頃、お友達と4人でこの交差点にを横断しようと左右を確認し西から来た
車を見過ごした後、娘は先頭でゆっくりとした速度で横断し始めました。
加害者は制限速度40KMのこの道路を、時速80KM以上の速度で、前方を確認もせずノーブレーキで娘に
衝突し30M以上
(計測した結果40M以上でした。)跳ね飛ばしました。
上の写真の花が供えいる場所、ここが娘が倒れていた場所です。最初はなぜここで娘が倒れているのか理解で
きませんでした。
お友達に「どこでぶつかったの?」
と聞くと、「向こうの交差点」と・・・・・。えっ?

救急車に乗せるのが、すごく遅く感じました。
名前を言ってとか、パニックで自分の行動が良くわからない。
救急車に乗せられ、苦しそうに口から血が止まらず、そしてあちこちから血が噴き出す。
「血圧がとれない、速く!」と救命士の方の声。
「頑張れ美穂、美穂 頑張れ!」、前橋日赤に到着。
不安になる私に主人が「美穂を信じよう。大丈夫だ。」
それから1時間も経たないうちに「お父さんとお母さんですか?」と日赤の先生がみえました。
ご説明します、こちらへどうぞ。そして「もう助からない、時間の問題でしょう。」と告げられ、それでも信じられません
でした。
「美穂、美穂、ママ、美穂がいないと生きていけない。」と美穂にいってしまい、
看護士さんに「美穂ちゃんは、まだ頑張っているんですよ」と言われました。
どうしても人工呼吸になってしまった美穂にそっちじゃないよ!
と連れ戻したい、失いたくない叫びだったのです。
それからも人工呼吸で頑張っていましたが、その2時間後静かに眠るように・・・・・・旅立ってしまいました。
そしてその後も出血は止まりませんでした。

加害者は、その場で業務上過失致死で逮捕されましたが、翌日釈放されたようです。
人を殺しても刑事裁判までは普通に生活ができるようです。被害者遺族になって分かったことが多く、苦しまされ
ます。

事故の時、加害者の車は花の位置よりはるか先(100M以上先)にやっと止まった。
逃げてしまうくらいの勢いだったそうです。それを聞いて殺人ではないかと呆然としました。
刑事裁判は、これからですので、しっかり美穂の無念さを伝えたいと思います。
事故について