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従来の免震構法 | ||||||||||||||||||
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免震架台を省略するだけならそれほど難しいことはありません。 柱の1本々々を免震支承で支持すれば良いのです。 ビルの免震は全てそのようになっています。 しかし、戸建て住宅では柱の数が多いので、全ての柱に免震支承を取り付けると、免震架台を用いたときよりさらにコスト・アップになってしまいます。 そのため新たな免震支承を開発する必要がありました。 免震支承には、積層ゴム系、転がり系、すべり系の3タイプがあります。 それぞれのタイプに一長一短があり、どれが良いと単純には決めることができませんが、経済性、免震性能、施工性、メンテナンス、信頼性、など全てについて詳細に検討し、すべり系を選択しました。 |
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開発した「木造住宅すべり支承」は、説明しようがないほどシンプルです。 コの字に折り曲げたステンレス板を土台と床梁にハメこみ、十字型に設置します。 これで従来のすべり支承と同じ機能になります。 1組のすべり支承のうち一方は、テフロン加工することで摩擦係数を最適値にしています。 もう一方は、ステンレスのままで特別な加工は何もしていません。 両方ともステンレスなので、サビなど耐久性の心配は全くありません。また、テフロンは常温で100年以上も性能が変わらないと言われています。 このため、維持管理、メンテナンスは不要です。 |
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従来のすべり支承は、コンクリートの上に設置していたため、取付用のプレートやボルトをコンクリートに埋め込んで置く必要がありました。この作業はめんどうで、精度を確保するためにコストもかかっていました。
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主要な柱毎にすべり支承を設置します。 上部すべり支承は「大引き」または「床梁」と呼ばれる横架材に取り付けます。 下部すべり支承は横架材と直交する方向に設置した土台に取り付けます。 復元ゴムを全体で2〜3個設置します。 |
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