免震ハウス株式会社
 「免震は高い」とあきらめていませんか?
       

免震ハウス株式会社は、日本国土開発株式会社と共同で
木造住宅用の画期的な免震構法を開発しました。
 私たちは開発にあたり、どの程度のコスト増に抑えたら、
免震住宅が多くの人に受け入れてもらえるかを検討しました。
そして、
「従来の半値以下」「軽自動車1台分」
を開発目標にし、実現しました。

   
  大幅なコストダウン!    従来の免震構法
 
現行の戸建て免震は、
@地盤側の基礎の上に免震装置を設置し、
Aその上に免震架台と呼ばれる鉄骨フレームを設け、
Bその上に建物を載せる、
いわゆる二重基礎構造になっています。免震架台は免震装置より高額になっており、コストアップの主要因となっていました。
そこで免震架台を省略し、直接建物の床組に取り付ける方法を考案しました。
これにより半値にコストダウンできました


          半値にコストダウン! 


 
  免震架台の省略     
   
 免震架台を省略するだけならそれほど難しいことはありません。
柱の1本々々を免震支承で支持すれば良いのです。
ビルの免震は全てそのようになっています。
しかし、戸建て住宅では柱の数が多いので、全ての柱に免震支承を取り付けると、免震架台を用いたときよりさらにコスト・アップになってしまいます。

 そのため新たな免震支承を開発する必要がありました。

 免震支承には、積層ゴム系、転がり系、すべり系の3タイプがあります。
それぞれのタイプに一長一短があり、どれが良いと単純には決めることができませんが、経済性、免震性能、施工性、メンテナンス、信頼性、など全てについて詳細に検討し、すべり系を選択しました。

   画期的なアイディア


 
☆免震の専門家にこの図を見せると

なるほど」とすぐに理解してもらえます。

 そして、異口同音に
これはいい」と評価してくださいます。 
 

開発したすべり支承
 

施工例

 

 
 開発した「木造住宅すべり支承」は、説明しようがないほどシンプルです。
 コの字に折り曲げたステンレス板を土台と床梁にハメこみ、十字型に設置します。
これで従来のすべり支承と同じ機能になります。

 1組のすべり支承のうち一方は、テフロン加工することで摩擦係数を最適値にしています。
もう一方は、ステンレスのままで特別な加工は何もしていません。

 両方ともステンレスなので、サビなど耐久性の心配は全くありません。また、テフロンは常温で100年以上も性能が変わらないと言われています。

 このため、維持管理、メンテナンスは不要です。

 
 
 

 開発した「木造住宅すべり支承」は、

 @免震架台が不要

 A施工が極めて容易

 Bすべり支承の材料費、加工費が安価


 のトリプルメリットで、大幅なコストダウンが実現しました。

 
「木造住宅すべり支承」    
上:テフロン・コーティングしたすべり部材
下:ステンレス受け部材           
   
従来のすべり支承

  従来のすべり支承は、コンクリートの上に設置していたため、取付用のプレートやボルトをコンクリートに埋め込んで置く必要がありました。この作業はめんどうで、精度を確保するためにコストもかかっていました。

 

   従来のすべり支承と免震架台          従来のすべり支承のイメージ図

     

   

「木造住宅すべり支承」

  主要な柱毎にすべり支承を設置します。

  上部すべり支承は「大引き」または「床梁」と呼ばれる横架材に取り付けます。

  下部すべり支承は横架材と直交する方向に設置した土台に取り付けます。

  復元ゴムを全体で2〜3個設置します。
 
 



 「木造住宅すべり支承」のシステム構成図

 

   施工が容易   大工さん一人で施工 
     
  コンクリート基礎の上に土台を設置して行きます。
 この行程は、従来と同じです。
  土台に下部すべり支承を取り付けます。 
 木材に取り付けるので、
大工さん一人で 施工できます。

 コンクリートに取り付けるのに比べるとはるかに簡単です。
大工さんなら、「こりゃぁ〜いい!」とすぐに理解してくれます。
 
   
 「床梁」に上部すべり支承を取り付けます。
 黒く見えるのがテフロン・コーティングされた側の
 すべり支承です。
  上部すべり支承を取り付けた「床梁」を
仮置きした状態。
 この後、直交方向に根太(小梁)を入れて行きます。
   
 床組が完成した状態。
この後の行程は、在来木造住宅と全く同じです。 
  建て方が始まった状態です。
   

  

   
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