きょうはもう寝よう
広いべッドに
たったひとりで
三OOq離れたところにいる
mを思う夜
fとmは遠いむかし
はなればなれになったきょうだいだった
こうしてここであってわかれて
そしてきょうも
ばらばらにはなれながら
おたがいをおもう
さようならいとしいおとうと
つぎはもういつあえるのかさえもわからない
いまはただ
とてもねむたい
ねておきてまたねておきて
いちにちいちにちはすぎていく
まいにちまいにちねてはおきてのくりかえし
あきもせずくりかえしくりかえす
三OOq離れて
系図にものらない関係が
こころのなかでもとめあう