(33)相似な図形の面積と体積

1辺の長さが1cm、2cm、3cmの正方形があるとき、

周の長さは、それぞれ1×4=4cm、2×4=8cm、3×4=12cmとなります。
よって、辺の長さの比は、4:8:12=1:2:3
つまり、相似比1:2:3と同じになります。

しかし、面積はそれぞれ、1×1=1cm、2×2=4cm、3×3=9cmとなり、
面積の比は、1:4:9=1:2:3
つまり、相似比の2乗の比と同じになります。

一般に、相似比a:bの相似な図形があるとき、
周の長さの比は、a:b
面積の比は、a:b
となります。

次に、1辺の長さが1cm、2cm、3cmの立方体があるとき、

表面積はそれぞれ、1×4=4cm、4×4=16cm、9×4=36cmとなり、
表面積の比は、4:16:36=1:4:9=1:2:3
つまり、相似比の2乗の比と同じになります。

しかし、体積はそれぞれ、1×1×1=1cm、2×2×2=8cm、3×3×327cm
となり、1:8:27=1:2:3
つまり、相似比の3乗の比と同じになります。

一般に、相似比a:bの相似な図形があるとき、
面積(表面積、底面積、速面積)の比は、a:b
体積の比は、a:b
となります。

では、問題です。

(1)下の図のように、三角形を底面と平行に2辺を3等分するように切断するとき、a:b:cの面積の比を求めなさい。


(2)下の図のように、円錐の母線を3等分するように水平方向に切断したとき、a:b:cの側面積の比と体積の比を求めなさい。


(3)ウルトラマンの身長は40m、体重は35000トンです。これは、人間と比べて、太っているのでしょうか。やせているのでしょうか。(比重が大きいのか、小さいのかを考えてください。)(人間は、身長2mで、100kgとします。)


 方程式が解けるようになる!     中1数学の基本

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