方程式が解けるようになる!     中1数学の基本


(28)図形を移動させる

「移動」について説明します。
移動には、「平行移動」、「回転移動」、「対称移動」の3つがあります。

下の図で、線分ABのA、Bを同じ方向に同じ長さだけ移動させると、平行移動することができます。(線分A’B’)


次に、線分ABのA,Bをある点Oを中心に、同じ方向に同じ角度だけ移動させると、回転移動させることができます。(線分A’B’)


最後に、対称移動には、2つあって「線対称」と「点対称」があります。

線対称な図形は、ある線(対称の軸)で折り返すとぴったり重なる図形です。
アルファベットで言えば、



他に
B、C、D、E、H、I、(K)、(L)、M、O、T、U、V、W、X、Y

ただし、(K)、(L)は、書き方によります。
下の図の線分ABのA、Bをそれぞれ対象の軸(青)に対して反対側に同じ距離だけ移動させると、対称移動させることができます。(線分A’B’)


点対称な図形とは、ある点(対称の中心)を中心に、180度(さかさまにして)元の図形とぴったり重なる図形です。
アルファベットで言えば、


他に、H、I、N、O、S、X、Zですね。
下の図の線分ABのA、Bをそれぞれ対象の中心O(青)に対して反対側に同じ距離だけ移動させると、対称移動させることができます。(線分A’B’)


では、問題です。
(1)A地点を出発して、下の川に寄ってからB地点に行く最短距離を図示してください。

(2)A地点を出発して、2つの川に寄ってからB地点に行くとき、最短距離を図示してください。


(3)

A地点を出発して、下の川を渡ってB地点に行くとき、最短距離になるように橋を1つかけたい。その橋の場所を図示してください。ただし、橋は斜めにはかけないものとし、その幅は考えないものとします。


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