「移動」について説明します。
移動には、「平行移動」、「回転移動」、「対称移動」の3つがあります。
下の図で、線分ABの
点A、B
を同じ方向に同じ長さだけ移動させると、平行移動することができます。(線分A’B’)
次に、線分ABの
点A,B
をある点Oを中心に、同じ方向に同じ角度だけ移動させると、回転移動させることができます。(線分A’B’)
最後に、対称移動には、2つあって「線対称」と「点対称」があります。
線対称な図形は、ある線(対称の軸)で折り返すとぴったり重なる図形です。
アルファベットで言えば、
他にB、C、D、E、H、I、(K)、(L)、M、O、T、U、V、W、X、Y
ただし、(K)、(L)は、書き方によります。
下の図の線分ABの
点A、B
をそれぞれ対象の軸(青)に対して反対側に同じ距離だけ移動させると、対称移動させることができます。(線分A’B’)
点対称な図形とは、ある点(対称の中心)を中心に、180度(さかさまにして)元の図形とぴったり重なる図形です。
アルファベットで言えば、
他に、
H、I、N、O、S、X、Zですね。
下の図の線分ABの
点A、B
をそれぞれ対象の中心O(青)に対して反対側に同じ距離だけ移動させると、対称移動させることができます。(線分A’B’)
では、問題です。
(1)
A地点を出発して、下の川に寄ってからB地点に行く最短距離を図示してください。
(2)
A地点を出発して、2つの川に寄ってからB地点に行くとき、最短距離を図示してください。
(3)
A地点を出発して、下の川を渡ってB地点に行くとき、最短距離になるように橋を1つかけたい。その橋の場所を図示してください。ただし、橋は斜めにはかけないものとし、その幅は考えないものとします。