xとyとの間に、
y=anx-1
の関係があるとき、この関数を
指数関数と言います。
例えば、
お小遣いを1日目は1円、2日目は2円、3日目は4円、4日目は8円、、、と増えていくようにしてもらえば、
5日目は、1×2
4=16円
10日目は、1×2
9=512円
30日目は、1×2
29=1×2
9×2
10×2
10円=512×1024×1024
=約512,000,000円(5億1200万円)
この関係をx日目にy円もらうとして、式で表すと、
y=2x-1
しかも、この日までに、
S=1+2+4+8+16+・・・+512000000
2S=2+4+8+16+・・・+512000000+1024000000
上の式から下の式を引いて、
-S=1-1024000000
S=約1024000000円(10億240万円 ※1円は誤差に含めています)
とんでもない額になります!
これが指数関数の驚くべき特徴です。
さて、車を買ったり、家を建てるときなどにローン(借金)を組みますが、一体、どのくらいのお金を返済しているか知っていますか?
お金を借りたときの毎月の返済額を求める公式が、あります。
借りるお金をa円、月利をr、返済回数をnとすると、
(1+r)nar
毎月の返済= ―――――――――― で、求めることができます。
(1+r)n-1
※月利は、年利を12月で割ったもの |
試しに、100万円を年利12%(月利1%)で借りて、1年で返すと、
※1.0112=約1.13
(1+0.01)12×100万×0.01
毎月の返済= ―――――――――― =(1.13×100万×0.01)/0.13=8万6923円
(1+0.01)12-1
この8万6923円×12月=104万3076円となり、4万3076円分が利子です。
では、問題です。
(問題)100万円を年利12%(月利1%)で借りて、5年で返すと、返済総額はいくらになるでしょうか?ただし、1.0160=約1.82とします。