(18)樹形図や表を書かずに場合の数を求める

(1)「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」の6枚のカードを1列に並べるとき、その並べ方は何通りでしょうか。

1枚目に、6通り。
2枚目は、1枚減っているので、5通り。
3枚目は、2枚減っているので、4通り。
4枚目は、、、3通り。
3枚目は、、、2通り。
2枚目は、、、1通り。

よって、全部で、6×5×4×3×2×1=720通り。


(2)6文字のアルファベットA,B、C、D、E、Fを使って、3文字の単語を作るとき、何通り作ることができるでしょうか。(同じ文字を何度使っても良い。)


1文字目に、6通り。
2文字目も、同じ文字を使っていよいので、6通り。
3文字目も、、、6通り。

よって、6×6×6=216通り。


(3)6種類のお菓子から、気に入った3種類のお菓子を選ぶとき、選び方は全部で何通りでしょうか。


1種類目は、6通り。
2種類目は、1つ選んだので、5通り。
3種類目は、2つ選んでいるので、4通り。

よって、全部で、6×5×4=120通り、、、あるように思いますが、
この中には、同じ3種類を選んでいるのに、順番だけ違うものも含まれてしまいます。
例えば、(チョコ、キャンディー、ガム)も(キャンディー、ガム、チョコ)も別のものとして、カウントされています。つまり、3種類のものを並べる組み合わせの数、3×2×1=6通りだけ、数えすぎているので、
120÷6=20通り


が、正解となります。

いわゆる樹形図では、
お菓子をA,B,C,D,E,Fとすると

ABC,ABD,ABE,ABF,ACD,ACE,ACF,ADE,ADF,AEF
BCD,BCE,BCF,BDE,BDF,BEF
CDE,CDF,CEF
DEF
という、20通りです。

ちなみに、
6×6×6=6
ですが、
6×5×4×3×2×1=6!(6の階乗と読みます。)
と表します。
4!=24
5!=120
6!=720
7!=5040
8!=40320、、、と、
あっという間にものすごく大きい数になっていくので、「!」(びっくりマーク)なのでしょう。



 方程式が解けるようになる!     中1数学の基本

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