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ライブアライブたのしい

一応SAD ENDとアルマゲドンまで行ったんですけど肝心の他主人公での最終編を進めてないという……。
んでリメイクで追加された大きなもののひとつが英語版ですよ。日本語版は基本SFC版の文章だけど英語版は今回新規でおこされたものだから実質新作(?)。英語版でストレイボウがアリシアを愛していたのが確実になったので28年の時を経てストアリ公式化ですよ。

楽しくなっちゃったのでしばらく頭がLAL漬けです。つづきからストに関してだべってます。

続き

私はストレイボウが魔王山の魔力に操られたとはあまり考えたくない人間で、全部彼が自分の意志でやってことだと思ってるんですね。ストが操られてたら確かに利用されてかわいそうな人、で終わってここまで嫌われることもなかったと思うんですが、それだと彼の抱いてきた苦しみを軽視されてるような気がするので今回リメイクで戦闘時もオディオオーラまとってたのは個人的に残念です(あくまで個人の意見です)。あと元ネタのFF4のカインとかぶるよね……

ストレイボウがオルステッドに本心を明かさず感情を溜め込み続けたのも彼の罪だし、オルステッドはそんなストレイボウの苦しみにそばにいながら気づかなかった罪があるし、ストレイボウの悲劇だけにとらわれて自分の行動の先に起きるものを想像できなかったアリシアにも罪があると思うのです。三者三様に過ちを犯していたし、憎しみを吐き出してしまった。結果的に一番の貧乏くじを引いたのがオルステッドというだけで。

特にストレイボウという人はプライドが高くてオルステッドに自分の弱みを打ち明けられなかったのでしょう。そこにつけあがられると思って。そんなことはないだろうにね。

「勝者、敗者」「引き立て役」「出し抜いて」「今までの俺じゃねぇ」なんというか言葉のチョイスの節々から自己肯定感の低さが感じられます。
その劣等感がどこから来るのか想像すると、この時代で努力しても越えられない壁といえば身分とか容姿職業等々への差別です。オルステッドが貴族でストレイボウが平民なのかもしれない。魔術師って剣士よりは下に見られてそう。中世編作中でスト以外の黒魔術師って出て来ないしお城の兵士も剣士だし。

とにかくそういう努力でどうにもならない差別にさらされ、でも傍らのオルステッドはそんな苦労をすることもない。それでも二人は友人だったので長い間不満を押し殺していた。けれど愛するアリシアも手に入れられないとなると(ストレイボウがハッシュの死よりもアリシアの行方を案じていたのがずっと気になっていた)どんな手段を使ってでも自分のほしいものを手に入れようと、今までの「ものわかりのいい善人」であることはもう捨てて欲望のままに生きようと誓ってしまった。国王を殺してしまったのだからもう引き返せる道ではない。

魔道を行くことになって後悔はたぶん何度かしたんだと思います。それでももはや悪となるしか道は残されていない。フェミノフォビアは「女」に対する潜在的嫌悪→自分を産んだ母への嫌悪→自己嫌悪という解釈……。
オルステッドに罵詈雑言浴びせたけど結局一番嫌いなのは自分なんじゃないかな。

まだ最終編やってないので話に聞くだけですが、心のダンジョンでのストレイボウのセリフ「俺のせいなのか」が「俺のせいなのだ」に変わってると。「せいなのか」は「認めるのも恐ろしいような罪を犯してしまった」っていう自覚
におびえているという解釈してましたが……。欲目ですかねえ。

反省してないとか言われちゃうので改変はいいんだけど、実際ストのこと嫌いな人はそれで許してくれるのかね……。新規さんはどう思ったのかすんごい気になるけど調べる勇気がないw

長いし暗い。ごめんなさい。詫び続けます。