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=== MG 1/100 Hi-νGUNDAM RX-93-ν2 ===
Vicious ProjectのHi-νガンダムです。
すごーくカッコいいキットです。
始めて小説の逆シャアを読んで、その挿絵に魅了されてから20数年、ようやく自分のイメージを満足させる Hi-ν(当初はこれがνだと思ってたんですが、いつ頃からHi-νになったのかな?)を製作することができました。
Hi-νがMGでリリースされるという情報を得たときはとても期待したのですが、私の勝手に膨らませていた イメージとかけ離れたキットが発売されたときはとてもショックでした。その後このキット見たときは ちょっとした感動でした。
そのHi-νが製作期間6ヶ月、ようやく完成しました。
レジンパーツは全て一回り小さかったので、作成当初から加工に手こずりそうだなと感じていましたが、 何とか加工が終了し、いざ塗装を開始したときには更に予想を超えた手間がかかることがわかり、 ちょっと作成意欲が落ちたときがありました。
レジンパーツなので塗装とマスキングの繰り返しが最も大変で、パーツ数が多いのでとにかく時間がかって しまいました。もう2度とレジンキットには手を出さないと思いながら作業していたときもありました。
とにもかくにも完成したときは、うれしいというよりも製作しなければというプレッシャーから開放 されたっていう気持ちの方が大きかったです。
まあ何だかんだと大変でしたが、完成してみれば完璧なプロポーション、ディティールの細かさなど、 キットの出来(というよりもデザイン)はやっぱり最高! ようやく自分の中のHi-νを具現化することができました。

製作アピール点としては大まかに以下のとおりです。
●各センサーには全てオーロラフィルムを貼りました。
 各所に応じて下地にはシルバーやクリアカラーを塗装しています。
 ツインアイを除いてオーロラフィルムの上には透明プラバンをかぶせています。
●本体の各バーニアはメタル製を使用しています。
●ビームライフルの砲身や頭部バルカンにもメタルパーツを使用しました。
●足裏などにはメタルパイプを埋め込んでます。
●ファンネルハンガーやプロペラントタンクには市販パーツのダクトノズルを使用しています。
●外装の取り外しが可能です。
 但し、前腕部のフレームはノーマルパーツとの差し替えで対応しました。
 また、外装を取り外し可能とするために肩や脚部のパーツにはネオジム磁石を埋め込んでいます。
●ジョイント各部には強度を上げるため真鍮線を埋め込みました。
●各所にスジボリやモールドを追加しました。
 あと、あまいスジボリも彫りなおしてます。


青色の写りがいまいちなんですが、実際はもう少し紫よりの鮮やかな青です。

Hi-νでは定番のポーズ!? カッコいいですからね。
このキットではシルバーやガンメタなどのメタルカラーとつや消しのダークカラーの塗り分けにちょっと悩みました。最近は金属感を出したいところはシルバーを多様してしまう傾向でしたが、今回はちょっと重厚感を出したいと思って、シルバーはアクセント程度に抑え、シルバー+ガンメタとつや消しのダークカラーを中心に仕上げみました。

この角度だとセンサーアイはグリーンに輝いてますね。オーロラフィルムの下地はシルバーの上にクリアーレッドを載せて、ほんとは少し違う色を期待してたんですが。

ビームライフルはモールドの追加やほんの少し手を加えて地味な改造してます。どこを改造してるかちょっとわかりずらいですけど。

上方からのアングルは結構気に入っていて、羽を広げているような感じがいいです。

アムロマークのスタンドはクリスタルレッド(?)に塗装しました。きれいな色に発色してると思います。

私の好みで脚部を中心に少しスジボリを追加してます。

この画像では、ディテールの細かさがはっきり確認できると思います。全てのパーツに妥協がない分塗り分けが大変でしたけど。。。

頭部バルカンはメタル製を使用して2重構造にしました。

気付きにくいと思いますが、ファンネルハンガーの小さい方のダクトはノーマルを削り落として、小型の市販バーニアに変更しました。

どの角度から見てもスキなくカッコいいです。
膝の周辺では、メタル系とつや消しカラーの使い分けが確認できるかと思います。結構いいバランスになっている思ってます。

頭部は首の稼動範囲を少し広げたのと、フェイス部をほんの少しだけ奥側、上側よりに取り付けました。

メインとふくらはぎのメタルバーニアはインナーバッフルをレッドに塗装しました。定番ですね。
足裏はメタル製バーニアを使用し、さらにデュアルパイプの埋め込みと塗り分けにより徹底的にディティールにこだわりました。

膝裏のパイプにはスプリングユニットを使用。画像では見えませんがパイプ下側のソケットはパテで新造しました。

ファンネルを外した画像です。これだけでも立ち姿は決まっていると思います。
後姿もディティールが細部まで確認できるので気に入っています。

頭部後ろ側のセンサーもオーロラフィルムを使用しています。

左側だけ装甲を外した姿です。肩アーマーのフレームはちょっと拘ってます。肉抜きを全てパテで埋めて見栄えをよくしました。
前腕部のフレームはノーマルキットのパーツの差し替えに対応しています。

全ての装甲が取り外し可能ですが、背中の装甲だけはちょっときつく、パーツ破損の危険があるので取り外しは行ってません。
腰部の各アーマー裏は地道にマスキングして塗り分けました。後ろのアーマーの裏側のディティールは秀逸だと思います。

腿のシリンダーは後ハメ加工して取り付けています。また、このシリンダーを含めて全てのシャフトはメッキシルバーで塗装しました。ラピーテープとかは厚みが出て動きが悪くなってしまうため使いませんでした。
足首のシリンダーはレジンキットではジョイント部がなかったので、これも新造してシリンダーを取り付けました。装甲を付けた状態では見えないのが残念です。


バズーカは排気口の改造とディテールをすこしだけ追加しました。あとはつなぎ目消しを行い、それにともない後ハメ加工をしました。

アムロは老眼鏡を使っての塗装だったので、ちょい疲れた。。。



基本工程は以下の通りです。
1)離型剤除去
2)表面処理
 ・気泡、隙間埋め
 ・パーツのサイズとズレの調整
 ・パーティングライン消し
 ・スジボリ修正
 ・エッジ落とし
 ・ペーパーがけ
3)下地処理
 ・サーフェイサー吹き
 (レジンパーツはレジンプライマー、メタルパーツはメタルプライマーを使用)
4)塗装(クレオス、フィニッシャーズ ラッカー系)
5)マスキング作業
 マスキングテープとマスキングゾルを使用
6)スミ入れ(タミヤ エナメル)
7)デカール貼り(水転写式)
8)仕上げ(つや消しコート)
 ・外装のメタルカラー部分はマスキング
 ・フレームは蛍光クリアーでコート

<<塗装レシピ>>
C:クレオス、F:フィニッシャーズ、G:ガイアカラー
■ホワイト
  Fファンデーションホワイト
■ブルー
  Fブルーパープル+Fファンデーションホワイト
■ブラック
  Cブラック
■レッド
  Cレッド
■イエロー
  Cキャラクタイエロー+Cオレンジ
■グレー
  Cニュートラルグレー+Cブラック
■ガンメタ
  Gスターライトシルバー+Gガンメタル
■シルバー
  Cブラック->Cメッキシルバー
■ゴールド
  CスーパーゴールドorGスターライトシルバー->クリアーイエロー
■クリスタルレッド
  Cシルバー->クリアーレッド

製作過程
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