サッカーゴールが見える位置

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円周角の定理の逆

円周角の定理の逆が成り立つ実験をグランドで行うことで、数学や平面図形

に興味をもち、数学的見方や考え方を深めることが、この教材のねらいである。

円周角の定理の逆が成り立つ感覚をつかむ実験をグランドで行う。

実験者全員(人数が多いほどよい)がトイレットペーパーの芯を用意す

る。なるべく低い位置でトイレットペーパーの芯の穴からサッカーゴール

を見て、図1のように穴の直径にちょうどサッカーゴールの下の幅が入る

ような位置に立つ。それぞれ立つ位置をばらばらにすると、図2のように、

実験者は円周上に並ぶはずである。大体円状に並ぶことが実感

できればよいので、測定はおおまかでよい。実験の説明をした後、

実験者がどのように並ぶかを予想してから実験を行うか、

先にしくみを考察して検証という形で実験を行うかの、

2つの方法が考えられる。グランドに出る時間がない場合は、

外で実験する醍醐味はないが、サッカーゴールの代わりに室内で黒板等に

線を書いて実験してもよい。

<参考文献>
[1]「筒の中に見えるサッカーゴール」,「山口県中学校数学教育会『数学指導ハンドブック第2集』」,
  ホームページ「中学数学の森」,http://tombow-web.hp.infoseek.co.jp/donyu/donyu.htm