現実事象をモデルとし、三角形の外心を作図することで、外心の理解を深め、
外心に興味をもち、単元の有用性を感じることが、この教材のねらいである。
図1のように、欠けてしまった円形のお皿がある。このお皿は古い時代のもので
大変貴重なお皿である。この欠けたお皿をこの度復元することになった。復元するためには、
正確にこの円の中心を求めて、欠けてしまった部分の円弧を書く必要がある。
どうやったらこの円の中心を正確に求められるだろうか?
図2のように円弧上に任意の3つの点を
とり、それを結んで三角形を作ると、
円弧はその三角形の外接円の一部になる
ので、その三角形の外心を作図すれば、
その点が円の中心になる。
プリントで欠けた皿の図を配って、実際に
作図する練習をするとよい。