スポーツに関連する順列組合せを計算することで、単元の有用性を感じるのが、この教材の
ねらいである。
9人の選手で野球の打順を決める決め方は、9!=362880通りある。
よって全通りの打順を試すには、プロ野球で1年間に144試合しても、362880÷144=2520年
もかかってしまい、驚きである。
また、高校野球でベンチ入り18人から9人選んで打順を決めるには、
18C9×9!=48620×362880=17643225600通りもある。
他にも、球技大会のバレーボールの選手を決めるのに、クラスの男子20人から6人選ぶには、
20C6=38760通りもあり、通り数の多さに驚きである。
6チームで総当りのリーグ戦を行うとき、全試合数は6C2=15試合で、
トーナメント戦を行うときは、1試合行うごとに1チーム敗退していくので、6-1=5試合である。