身のまわりにある2次関数の話をすることで、現実事象との関連や単元の有用性を感じるの
が、この教材のねらいである。
車がブレーキを踏んでから止まるまでに進む
制動距離y(m)は、摩擦係数をM、速度をx(km/h)
としたときに、y=x2/254Mとなる。
摩擦係数Mは、アスファルトが乾いているときで
0.75、湿っているときで0.45になり、湿っていると
止まりにくくなるのがわかる。
また、速度xが2乗に比例しているので、速度が速け
れば速いほど止まりにくくなるのがわかる。
図1のように、乾いているときと湿っているときの2つのグラフをかいて、比較してみるとよい。