* 第3水源地 浄水施設の見学  2009.5.22

5/22、当会の呼びかけで約40名のみなさんが第3水源地を見学しました。
私たちの飲んでいる水は、7割が利根川水系・江戸川の水、3割が井戸(地下水)です。
見学した第3水源地は柏の南西部に給水する為の浄化施設で、1965年(昭和40年)給水が開始されたそうです。

第3水源地は17本の井戸から取水をしており(各井戸とも170m以上の深井戸で、帯水層から取水)、集められた井戸水は浄水場の「着水井」という所で混合され塩素が投入されます。
「沈でん池」で次亜鉛素酸ソーダが投入され、鉄分とマンガンを酸化させ、「除鉄・除マンガン装置」でろ過後、「配水池」(丸いタンク)へ送られます。
「配水池」で江戸川の浄水と混合され、「配水ポンプ」で各家庭に届けられます。
水質検査は各井戸で年1回(水道部HPで公開されている)、浄水場の各工程で年1回、特定給水栓(加賀第1公園)で毎月。また管末給水栓(戸張・富里・光が丘)で水の色・濁り・消毒の残留が毎日測定されているとのことでした。
消毒など薬剤の投与で安全な?水かもしれませんが、おいしい水とは言えませんね。
インターネットで調べてみました。
川に流れ込む地表水は、たまったり流れたりする間に有機物が入り込み汚濁が進むそうです。
一方、地下水は雨水が土壌を浸透していく間に不純物や細菌が取り除かれ、ほとんどの有機物が分解除去され帯水層にたまるそうです。きわめて安全な水でミネラルが溶け込んでいるので味もよいとか。
川の水より井戸の水のほうが安全でおいしい水ということになるのでしょうか。
それならなおさら、水源を守り緑豊かな森を保全していく必要があると感じました。

水道部の資料によると、柏市の井戸からの取水が年々減少しています。それは取りも直さず、水を蓄える緑豊かな森や田んぼが次々に姿を消していることに他ならないと思います。
そうそう、中原中の隣の丸いタンク2機はH5年に増設された「配水地」だそうです。
 
        第3水源地見学

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