1月3日  ごちそう
 朝食は、子供達の好きなピザトースト。しかも載っけるのは、いつものハムじゃないぞ。
実家でもらってきた生ハム様だ! 高級品だぞ!
なのに、子供達はほとんど手をつけず、「おもち焼いてー」「ベーコン焼いてー」
ったく、生ハムのありがたみをわからん連中だ。美味しいんだぞ!?
でもまあ、考えてみれば「生ハム? メロンと一緒に出してよ」とか生意気言う子供よりはよっぽどいいかもね。
こういうのは大人の楽しみにしておこう。

 夜は、久しぶりにブロンコビリーでステーキ。
最近は手頃な値段で家族で行ける店が多くて助かるなあ。
 私はミディアム、夫はレアで注文。そしたら、レアの方が柔らかくて美味しかった。
うー、なんか悔しい。次の機会にはレアでリベンジするぞ!
でもねー、以前、友人がステーキのあ○くまでレアを頼んだら、ほとんど生で出てきて。
だからレアは生とは違うんだったら! 火が通った生なの!
そういう事態を考えると、怖くてレアは頼めない。
 しかし、逆に私はあさ○まで、ミディアムで頼んだら、火が通りきって赤い部分が全くない、
まるっきりのウェルダンが来たことがある。汁気ゼロで、あれは不味かった。
なんか、ステーキの焼き加減って結構ギャンブルだよね、と夫に言ったら、
「ギャンブルだなんて感じさせる店はいかんだろう」
と言われた。まあそりゃそうなんだけど、この値段設定の店で、
完璧な焼き加減を要求するのは無理があるんじゃないだろうか。
美味しくて、好みジャストな焼き加減を要求するなら、もっとお高い店へいかなくちゃ。
 何でも値段相応だと思うよ。



1月4日  バンド
 FOOL'S MATEの、清春さんのインタビューを読んだ。
10ヶ月150本ものロングツアーの途中、ドラムの人が故障して40本も休んでいたらしい。
で、清春氏は、「ツアーをやる意味が無くなってる」「早く終わって欲しい」と言っていた。
 やっぱりバンドって、難しいんだな。
西川君がツアーをするのは、ただ私たちに会いに来てくれているんだって思う。
彼がああいう事を考える事は、多分無いだろう。
 でも、バンドの場合は、バンドとしての目標達成とか成長とかも目的に入ってくるんだ。
客だけを見るんじゃなくて、自分たちの方も見なくちゃいけない。
人間関係も難しいし。
 やっぱり西川君はソロでいいんだろうなと思う。
バンド内の意見調整とかに時間をとられて、フットワークの軽い行動ができなかったり、
バンドの雰囲気に気を遣ったりでは、気配り屋の西川君はさぞかし消耗するだろう。
いいときはものすごくいいんだろうけどね。

 西川君は最近、清春さんとあったりしてるかな。二人でどんな話をするのかな。
西川君は今の清春さんの状況を、どう思うのだろうか。



1月5日  DASEINライブ
 名古屋ダイアモンドホールにて、DASEINのライブに参加。昨年の夏に初参加して、今回2回目。かなり楽しめた。
「みんなで一緒にいいライブを作ろう、みんなで進んでいこう」という気持ちが伝わってきて、
とても良かった。西川君に通じるものを感じた。
次の名古屋でのライブは5月だそうで、楽しみだ。レポ書いたので、興味を持ってもらえたら覗いてみてください。

 ライブ中に発表してたんだけど、驚いたことに、来年(!)、
ファンが全員集まれるような大きな会場でライブする事が決定したと言っていた。武道館らしい。
すっごい、まだ1年も先の話を発表してくれるなんて。
西川君とこはほんと、直前にならないと教えてくれないよなー。
あの慎重さというか、情報の遅さは何なんだろうと思うよ。

 相方の友人達は、彼女の愛するマシンガンズやDASEINのツアーに続けざまに参加していて、羨ましかった。
いいなあ、幸せそうだなあ。私も早く西川君と幸せになりたいなーっ!



1月6日  初雪/長男誕生日
 昨夜の初雪は見事に積もり、朝起きたら見事に銀世界になっていた。
夫は仕事始め、次男は保育園初日。新年早々えらいことだが、
一番大変だったのは、今年最初のゴミ収集に回る清掃車のスタッフさん達だったのでは。
ただでさえ大量のゴミを集めなければいけないのに、路面は凍結、大渋滞で、
いつもは朝9時前に収集されるのに、今日は午後になっての到着だった。
ご苦労様なことです。

 子供達は早速雪合戦を始めようとしたが、ここいらでは珍しいサラッサラの雪で、
玉を作れないと長男がこぼしていた。
 子供を保育園に連れて行く途中、積もった雪を手で触ってみる。
驚くほどのフワフワ感覚にハッとした。そしてすぐに手が痛くなる。
雪って、こんなにも雲の様に軽く手応えが無く、こんなにも冷たいものだったっけ。
考えてみれば、大人になってからは手袋無しで雪に触れようと思うことなどまず無かった。
とても新鮮な感覚だった。

   ☆

 今日は長男の9才の誕生日。バースデーケーキの注文するため、
最近お気に入りの刈谷のケーキ屋さんに電話した所、留守電だった。
まさか今だに正月休み中か!? さてどうしよう。
色々思案した結果、隣町にある銀座コージーコーナーで注文した。
あそこのイチゴショートはかなりいける。車で往復1時間かかるけど、まあ仕方あるまい。
 夫にその旨報告したら、ニヤニヤしながら
「シャ○レーゼでもいいんだよ〜? お前の都合だろ、それは」と言われたので、
「誠意の問題よ。子供の事だからって、適当にすませるという姿勢じゃいけないでしょ」
と反論しておいた。…まあね、誰の希望かと言ったら、私のってのは否定はしないけどね。
だって家族一人につき年一回の貴重な機会なんだからさ、どうせなら美味しいものをいただきたいじゃないの。



1月7日  松の内/凍った大地
 ふと、『松の内』というのはいつまでの事だったかと思い、調べてみた。
そしたら、『松の内』とはお正月の「松飾り」をつけておく期間をいい、
最近では1月の7日までのことをいうが、本来は小正月の15日までのことだそうだ。
だから、15日まではお正月なんだって。年賀状もこの日まではOKだとか。本来はね。
 でも今時、さすがに15日までお正月気分でいられもしないよな。
「今頃年賀状?」「まだお飾り片づけてないの?」と思われるよりは、早めに片を付けておいたほうがいいし。
ちなみにうちの近所では、左義長は11日。なので、それまでにはお飾りは片づけろって事だね。
生活のテンポが速くなった故の、習慣の変化ってことでしょうかね。

   ☆

 朝、保育園の園庭に、まだ沢山雪が残っていた。
地面が露出している所は、雪が一度溶けかけて、地面にしみた水が凍ったようで、
いつもは柔らかい砂地の地面が、ビクともしない硬さになっている。まるで金属のよう。
シベリアの永久凍土もこんな感じかなと思った。あっちの方が余程硬いだろうけど。



1月8日  from上海/白鳥の湖
 『新真夜中の王国』四夜連続・上海から生放送。本日三日目のゲストは我らがT.M.Revolution西川貴教。
 相変わらずきれい。でも金髪の頭を色んな角度から撮すと、結構プリンちゃんになってる。
頭のてっぺんや髪の奥が黒い。そーよね、西川君の地毛は茶色じゃなくて黒。
そろそろ、生まれたままの素の髪の色や目の色にしてもいいんじゃないだろうか。
ストレートの黒髪黒目。宮城さん、いいかげん色々やりつくしたと思ってるなら、
ここらで一度原点に戻ろうよ。

 って、番組と関係ない方向に気持ちが行ってしまったが、それでも何も問題ないような番組進行だった。
一応は司会役が4人もいるとはいえ、専門職のアナウンサーが一人もいない状況で
生中継番組って、キツイでしょう。会話とぎれまくり、切り替えテンポ悪すぎ。
日本から時々口を挟む陣内氏、うるさいだけ。
前に見た時も、“この人、司会ヘタだなあ”って思ったけど、やっぱりそうだった。
大体、しょっぱなに司会の326氏ってば、「今日は強力な助っ人としてゲストにT.M.Revolution…」って、
最初からゲストに頼ってるし。
西川君も一生懸命気を使ってたけど、いかんともし難い状況だったなあ。
 しかも、司会の女の子が歌っちゃって、ゲストの西川君が完全にアシスタントの座についちゃってる。
司会が歌ってゲストが歌わず番組進行するって、何?
会場に集まった上海の人達に、西川君のナマ歌を聴かせてあげたかった。
 さらに、折角、中国の有名プロデューサーさんがゲストに来てくれたのに、実のある会話が全然できてない。
もったいなかったな。
夫いわく、「現在すでに日本人と組んでる人に向かって、“誰と組みたいですか”って聞くくらいなら、
“今、中国で受け入れられる音楽はどんなですか”とか聞いた方がいいだろうに」と言っていた。
確かにね。
西川君がいい質問したけど、うまく通訳されなかったみたいだし。
しかも彼の質問に、本来の司会の326氏が「ああ、そうそう」って、
“いい事聞いてくれた!”みたいな反応しているのはどうかと思う。
事前にどんな話をするとか、ある程度は決めてないのだろうか。
なんだか、「折角」という単語が沢山出てしまう内容だったなあ。
 最後、お別れでみんなが間違った方向のカメラに向かって手を振っていて、
西川君が気づいて教えてあげてたのを見て、夫が
「ADまでやってる(笑)」ご苦労様です。

 まあ、西川君が見られて嬉しかったから、よしとしておこうか。
最初に西川君を紹介するとき、「パワフルなライブで若者に熱い支持を受けている」
って言ってくれてて、やっぱりNHKは西川君をわかってくれてるなあと思った。
番組の内容的には、上海まで行った意味があるのかどうかって感じだけど、
NHKがこうしてチャンスをくれるって事が嬉しい。
 それに、西川君が上海のチャートで1位って知って、すごく嬉しかった!
海外でも西川君が受け入れられてる! 未来の夢ではなく、今現在! 嬉しい!
 やっぱり、どんどん海外にも出ていって欲しいな。
彼の声は、言葉の壁を越えて人の心を打つはずだもの。
むしろ言葉の通じない海外でなら、おもしろトークを期待されることも無く、
純粋に歌を聴いてもらえそうな気がする。
 しかし本人も知らず、正式な販売もしていないってことは、海賊版?
ちゃんとSONYが海外進出を推し進めてくれるといいんだけど。

   ☆

 西川君の久々のテレビ露出を楽しみつつ、今夜は実はそれ以上に印象的な番組があった。
 ちょうど『新真夜中の王国』の裏番組。WOWOWで放送された『AMPの白鳥の湖』。
三夜連続で世界で大ヒットのダンスステージを放送する、第二夜。
西川君には替えられないので、序盤と終盤しか見られなかったけど、ものすごい衝撃だった。
 ADVENTURES IN MOTION PICTURESというダンスカンパニーの作品で、
なんと白鳥は全員男性! しかも上半身裸で白塗り!
これだけ見るとギャグかって思いそうだけど、全然違うの。超シリアスなバレエ。
まさか「イブの息子達」のニジンスキーを現物で見られる日が来ようとはねー。
うあー、筋肉をうねらせ白鳥達が舞っている。ちゃんと鳥的な動きをしてて、
白鳥に見えちゃうところがスゴイというかイヤというか。
こんなのが王子のベッドの周りで群舞してるのは、まさに悪夢じゃなかろうか。

 そして、主役の白鳥! 金髪の美青年で、顔に不釣り合いな程、筋骨隆々とした逞しい肉体。
相手の王子は、いい年した大人で、黒髪のちょっと情けな系。
私的なイメージとしては、ムキムキ・ブラッド=ピット×おどおどニコラス=ケイジって感じ。多分似てないけど。

 解説によると、“白鳥は、精霊が白鳥の形をとったもので、性別は関係ない。
力強さと自由と愛の象徴であり、自由意思を持てない王子にとって憧れの存在”だそうで。
だから「男同士で?」とか、男だ女だという次元で評価すべきではないことだとはわかる。

 と言ってもさ。
わかっちゃいるけど。
見た目はもう、どーしよーもなく男なの!
見事な逆三角形の体型、盛り上がった肩。逞しい上腕二頭筋。厚い胸板。
白鳥なのに、腹が割れてるーッ! むき出しの胸毛がー! ワキ毛がー! 乳首がー!

 そういうムキムキ金髪美青年白鳥の足に黒髪王子がとりすがったり、
白鳥が王子をお姫様だっこしてたりするのよ!
さらに、王子ってば、白鳥のソックリさん(黒づくめの美青年)が、
パーティで自分の母親を魅了して踊るのを観て、狂乱して刃傷沙汰を(銃だけど)起こしちゃうし。
何てアヤシイ…。衝撃の一時でした。

 もっとも、最初の衝撃が治まると、確かにかの白鳥は力強さと慈愛を併せ持ち、さらに畏怖すべき霊性を感じられた。
男でも女でもなく、さらに人ですらない存在だと思わせられた。
こんな表現ができるダンサーって、すごいなあ。

 結局、私は魔力的な白鳥の美しさに魅せられてしまいました。
何とも美しくも妖しい舞台でした…。
ああ〜、最初から全部通して見たかったなあ! 再放送熱烈希望!

 しかし、WOWOWのテレビガイドの紹介文「イケメンで観るダンスステージの第二夜」
ってのは、どうかと思うぞ。



1月13日  傷
 turbo-webで、また騒ぎが起きている。
西川君、しばらく書き込みしないって言ってる。
つらいことだけど、今回の事は、自分の気持ちを見つめ直すいいきっかけになってくれた。
 そしたらあまりにも思うことが多すぎて、書いても書いても終わらないし、
書いてる内にまたどんどん色んな思いがわいてきて、なんかもう頭煮詰まり状態だわ。
久々にturbo-webにも一杯書き込んじゃったなあ。


 今回の事って、西川君も、ファンも、お互い自分の気持ちを理解して欲しくて苦しんでるんだと思う。
相手を思う気持ちの強さゆえの事だよ。

 自分の為にも経緯を整理しておきたいので、無断転載なので良くないとは思うんだけど、
西川君の10日の上海帰りの書き込みをちょっと内緒で引用しておく。
どうせ知り合いしか見てないだろうとタカをくくってるわけさ。

「まだまだ情報も少なく、CDも正式にリリースされているわけではない国で、
これだけ多くの人達が応援してくれている事実を目の当たりにして本当に感動しました
そして何より自分が悩みながら出した今後の自分のあり方が間違っていなかったと確信しました
西川貴教として、またT.M.R.の中心的存在としてこれからの一生をつかってみんなに恩返ししていきたいと改めて思った一泊二日の拷問旅行でした (T-T)」

「量は少なく、そして時差はたったの1時間なのに数ヶ月も遅れてくる情報をむさぼる様にして集め、
懸命に応援してくれる上海の人達の情熱に本当に真っ直ぐなものを感じ、涙が出ました
日本ではどうしても沢山の情報が耳や目をふさいでも飛び込んでくる中で、想いは歪められてしまいがちなのかなぁ
僕は僕らしくある為にT.M.R.である事と、パーソナルな自分をもっと多面体で表現する事を選んだだけなんですけどね
だから僕は僕であり続けます
心配御無用っ!
そろそろ無茶するからっ (^-^)/」

 これを「日本のファンが歪んでいる」と取り違えてしまった書き込みがあった。
(でも、書き込みした本人から、自分の文章の解釈が間違っていたと、後からちゃんとお詫びの書き込みがあったのだけど)、そしたら、西川君から即、書き込みが。

「僕が言いたかったのは、TVやRADIO、新聞や雑誌、最近では当たり前になったインターネットが
僕の気持ちや想いをどれほど伝えられるものなのかって事です
気持ちだけで海外のFANとあれだけ深く繋がれるって事が僕にとって衝撃だったって事を言いたかったのに・・・
暫く書き込むのをやめる事にします
すいません」

とのことで。
気持ちがうまく伝わらなくて、傷ついてしまった西川君。悲しいね。
 でも、芸能界的に言えば「たかが少数ファンの言葉」だろうに、
ファンからの書き込みをこんなに真正面から受け止めてくれるのは嬉しい。
西川君が傷ついているっていうのに、嬉しいと言うのも何だけど。

 この件でものすごく残念な事に、誤解した書き込みをした人に、個人攻撃やら
中傷メールが多数来たようで…。こういうことこそ西川君を傷つけるのに。
何度も何度も「勘違いだった」とお詫びの書き込みをしてくれているのに、
それは大量の書き込みにのみこまれてしまう。
みんな過去ログ見ずに、最初の書き込みばかり見るから…。
最初のだって、西川君を求める気持ちゆえのことだってわかるのよ。
彼女がどれほど傷ついたかと思うと、やりきれない。

 それにね、西川君を傷つけたのは特定の一つ二つの書き込みでは無いと思う。
それは最後の一押しにすぎなかったんじゃないかな。

 例えば西川君の最初の書き込みの後、「恩返し」という言葉に反応して、
「恩返しなんて考えなくてもいいから、自分のやりたいことをやって下さい」という書き込みが幾つもあった。
こういう反応は、今回に限らず、ずっと出続けていた。何せ私もしていた。
これに対しても「自分はやりたいことをやってるのに」って西川君は思ってたのでは。
だから二番目の書き込みで、
「僕は僕らしくある為に(中略)僕は僕であり続けます」「心配御無用っ! そろそろ無茶するからっ」
と言ってるんだと思う。

 彼の言葉を読んで、思った。INVOKE発表以降、西川君は何度となく自分の気持ちを語ってるのに、
言いたいことが伝わりきらない事にずっと歯がみしていたのかもしれない、と。

 考えてみれば、西川君は雑誌でラジオでネットで繰り返し、
「TMRも自分のやりたい事であり、新しい音楽も、やめた訳じゃなくてちゃんとやっていく」
「時間をもらえれば、納得してもらえるはず」
って言っていた。
でも、いつまでたってもファンからは
「新しい路線を待ち望んでいたのに」
「自分のやりたいようにやって下さい」
という意見が出続ける。
「どうしてわかってくれないんだ」って、悔しく思い続けていたのかもしれない。
それが吹き出してしまったのではないだろうか。

 言葉で理解を深めあう事に、疑問を感じてしまったから、
しばらく書き込みしないって言ってるんだと思う。

 普通なら、こういう時は「理解し合う努力を放棄しないで!」って言うんだけど、
西川君はミュージシャンなんだよね。音楽で自己表現するのが本分の人。
本来は音楽だけですべて伝わるはずなのに、もっと理解してもらおうと気持ちを言葉にすればする程、
誤解が生まれてしまうなら、「もういいや」ってイヤになってしまっても仕方ないかもしれない。
上海で音楽だけによるしっかりしたつながりを感じた後なら、尚更だろう。
それをこれ以上、言葉で伝える努力を続けるべきだと、どうすれば思わせられるんだろう?

 でも、「やりたいようにやって下さい」と、過敏に反応して言い続ける人達の気持ち、よくわかるのよ。
恐らくINVOKEリリースでつらい思いをした人達の、消せない痛みがそう言わせるのだと思う。
だって私はそうだったから。

 たまたま最近、今まで行ったことの無かったTMRファンサイトをあちこち廻ってみた。
そしたら私の思ってた以上に、INVOKEの発表で衝撃を受けた人は多かった事がわかった。
偏ってるかもしれないけど、私が訪れたほとんど全部のサイトで、
INVOKEを聞いた最初の感想は「どうしてこうなるの!?」といったものだった。
 沢山の人が、変革を期待していたのに旧来の路線に戻ってしまった事(というよりむしろ、更に進んだデジタル化)に衝撃を受けていた。
観客の歓声を、西川君は従来の曲を歓迎したものだと感じたんだと思って、愕然とした。
「自分と西川君は気持ちが通じ合っていると、同じものを目指していると感じたのは間違いだった」
という事に、深く傷ついていた。私もそうだった。こんな恐ろしいことって無い。
 今、落ち着いて考えれば、西川君は停滞も後退もしていない。BESTツアーでは彼も私達も前進の意志で結ばれていたのは確かだ。
ただちょっと方向が違っていただけ。こっちが勘違いしてただけ。
でもその「勘違いだった」という事が、ライブで一つになる至福を体験した身には、
計り知れない打撃になっちゃったんだよねえ。

 その痛みは、消えたように思っていても、ふとした時にひきつれるかさぶたのように、
あるいは今なお血を流し続ける深い傷として、多くの人の心に消せずに残っているんだな。
 そして西川君が「自分の選択は間違っていなかった」とか「恩返ししたい」とか言う度に、
その傷がひっかかれるのだろう。

 まったくもう、顧みれば、西川君ってば私達が「さあ一緒に走り出すぞ!」と意気込んだ瞬間に、
自分だけ全然別の方向へ走っていってしまうような事がたびたびある。
ドームライブ直後の封印しかり。
progressツアーで「これからすごい事になる!」と思ったら1年も活動休止しかり。
そして今回。
その度に進む先を見失ったような辛さを味わって。
とはいえ、それもこれも彼の誠実さ故のこと。
結局、西川君の行動は予想がつくようなものではないわけで、
恐らくは今後何度も、こういう痛みを受けることになるんだろうな、と思った。
そしてファンの側も、気づかぬ内に西川君を傷つけたりすることもあるんだろう。

 互いを思う気持ちの強さゆえに、何度も傷ついて、
それでもずっと一緒に進んでいくんだろうなって、先日ふと思ったところだった。

 私自身はどういう心境かと言えば、色々な考えを巡ったけど、今はTMRの路線も、新しいことも、
両方とも西川君が本当にやりたいことなんだって納得できたし、
ちゃんと両方ともやってくれると言ってるんだから、それを信じて待とうと思ってる。
だから「恩返し」とかに過剰に反応する事はないし、「やりたいことをやって!」と気をもみはしない。

 でも、納得したつもりでも、「自分の選択は間違っていなかった」という言葉を聞く度、違和感を感じてしまう。
その選択でどれほど多くの人が深く傷ついたか、本当に西川君、わかってるの?って思ってしまう。
「こんなこと望んではいなかった」という気持ちがくすぶっている。痛みの記憶がぶりかえす。

 それから、待つつもりでも、いつまで待てばいいのかわからないのがつらい。
次のアルバムは、INVOKEを王道と言い切った上でのTMRのニューアルバムなのだから、
デジタル主導の作品になりそうな気がする。
今の西川君の声には、ピコピコしたデジタル音より、腹に響くロックサウンドの方が合ってると思うのよ。
だから本音を言えば、TMRのよりもさっさと「西川貴教」の音を作って欲しい。
今度はだめでも、その次はやってくれるかな、でももっと待ち続けなければいけないのかな、と思うと、ちょっと暗い気持ちになる。

 なのに西川君てば「(自分の音楽をするのは)何年先になるかわからないけど」とか言うし。
おまけに「名乗らずに人知れず出してもいい」なんて言われると、
「待っている人の気持ちをどう考えているんだ」と思えてしまう。

 いつまでおあずけをくうのか。心のすみに、満たされない部分が残り続ける。
OUT OF ORBITを聞く度に、高揚すると同時に切なさがわく。
あの時見ていたものを思い出して。
恐らく、この気持ちが癒されるのは、彼が「西川貴教」の音楽を聴かせてくれた時だろう。
その後なら、きっと笑って懐かしく思い出せる。
それまでは、ずっと痛みを引きずり続けるのかもしれない。

 そう思ってたんだけどね。年末、カウントダウンライブに参加して、ちょっと考えが変わった。
アレンジされた曲達は、ズンズン響いてきた。すごくよかった。
これなら、もしかしたら、次のアルバムでも、私が聞きたかったような音楽が聴けるかもしれないって希望がわいた。
 と言いつつ、「絶対OK!」とまでは思えないあたり、イタイ目にあって用心深くなっちゃってるようで。
ほんと、何するかわからない人だからなあ。それも魅力なんだけどね。

 ツアーで、イヤカンで、ライブに参加すれば「これだ!」と思い、不安が消える。
…やっぱり、百万弁の言葉を使うより、音を聞く方がつながれるんだよね…。
あ、どうしよう。言葉によるコミュニケーションが欲しいのに、否定的な考えになってしまう…。


 でも、やっぱり、言葉は必要だと思う。
 INVOKEは素晴らしい曲だけど、聞いた時はショックだった。
西川君との接点がCDだけだったら、何の疑問も無く、単にTMRの新曲として受け取ったと思う。
そして素晴らしい曲だと素直に感動していただろう。でも、私にはライブがあった。
あのツアー(特に前半)に参加して、私は西川君の変革の意思を受け取ってしまった。
 もしあの後、何の説明も無ければ「何でまたこの路線なの? 話が違う」と、ずっと混乱し続けていたかもしれない。
でも繰り返し気持ちを語ってくれたおかげで、落ち着くことができた。
停止や後退しているのではなく、確かに前進しているんだって気づかせてもらえた。
 お願いだから、言葉を見捨てないで欲しい。
言葉は誤解も生むけど、それ以上に理解も生む。
言葉不足だって、不安と誤解を生むんだよ。

 ただし、早くBBSに戻ってきて欲しいとは思うが、単に顔を出してくれればいいわけでは無いと思う。
 BBSへの書き込みで、
「早く元気になってね。みんな西川君の事を愛してるんだよ」
とかいうのがよくあるけど、それは問題が違うんじゃないかな。気持ちはわかるんだけどね。
 さっき言ったように、西川君は情報がどれだけ気持ちを伝えられるかに疑問を感じてしまい、
書き込みをしないことにしたのだと、私は思う。
それが解決されなければ帰ってきてはもらえない、もしくは帰ってきても問題は残るわけで、
元気になれば帰ってくるという話では無いと思う。

 ではどうすればいいか…。それが問題なわけだけど。

 …今、思った。私がすべきなのは、さっき言った、“イタイ目にあって用心深くなっちゃってる”という、
この「用心深い」態度を、西川君の言葉を聞くときには解くべきだってことだろう。

 「時間をくれたら納得させられる」と西川君は言ってるんだから、
つい性急に結果を求めてしまいがちだけど、余計な心配はしないで待っていればいいんだよね。
気持ちを落ち着けて。信じて待っていれば。

 結局自分は、西川君をちゃんと信頼できてなかったのかなと思う。
私が今できることは、西川君の言葉を素直に信じることなんだろうな。

 「ただ信じればいい」なんて盲信は嫌いだけど、西川君の誠意は絶対のものだ。
それは信じる根拠になるよね。
 
 みんなでどうすればいいかは…。もう考えつかれた…。またおいおい。



1月14日  
 今日も西川君の書き込みは無い。…当然か。そう簡単にケリの着く問題じゃない。

 あちこちで、色んな人の意見を聞いて、また考える。
様々な思いが浮かぶ。まとまらない。あっちに寄り、こっちに寄り。とりあえず、書き付けてみる。

   ☆

 turbo-webで気になる意見。「西川君が帰って来やすいような環境を作ろう。」
…どういう環境が、帰ってきやすい環境なんだろう。
西川君の気持ちが、まっすぐ通じる場所という事だと思うけど、
そうしようという動きは無いように思える。
 大丈夫だとは思うけど、否定的な意見は書き込まないようにという方向には行かないで欲しいな。
「どんな意見でも受け止める」と言ってくれたのは西川君なんだし。
BBSは正直な意見を伝えられる場であって欲しい。

 turbo-webでは、ちらほらとだけど、「一部の人に気持ちが通じないからといって」とか、
「この書き込みが原因でしょ」とかの書き込みが、まだ、見かけられる。
違うんだよ! 誰が悪いとかの問題じゃないのよ!
大事なのは、これからのことでしょう。
このことをきっかけに、お互いにまた一歩前進することができるといいんだけど。

何が悪かったかを言うなら、私も、原因の一人なのよ。彼女だけのせいじゃない。
気持ちを切り替えきれない、いつまでもしこりを引きずっている私だって。

…私の書き込みも、西川君の愛情を理解してない人の意見だって思われちゃうのかなあ。


 深い想いは、諸刃の剣。時に自分も人も傷つける。
“それは仕方ないよ”という気持ちと、“それじゃいけないんだ”という気持と。


 西川君の心の痛み。想像してみた。最初に私が思ったより、キツかったのかもしれない。
 上海に行って、思いもかけない歓迎を受けて嬉しくって、疲労困憊しながらも帰ってきてすぐに
「こんな嬉しいことがあったんだよ!」って報告してくれて。
単純に、喜びを分かち合いたかったんだよね。みんなで一緒に、「良かったね、嬉しいね」って。
ところがそんな、本来ならばどこよりも気持ちを分かち合えるはずの場で、気持ちが通じなかったら。
…つらいよね。
誰よりも西川君を愛する私達が、彼にそんな痛みを与えてはいけないね。


 ちょっとわがままを言ってみたくなる。

…でも、こっちだって痛かったんだよ。途方に暮れちゃったのよ。どうしても、引きずっちゃうのよ。
西川君のこと大好きなのに、西川君の今の在り方を心の隅で肯定できずにいるのは、自分にとっても苦しい事なのよ。

 INVOKEショックの後遺症は、TMRに予想外に大きな影響を及ぼしているのかも。

 この状況を引き起こしたのは、はっきり言って西川君の選択だよ。
だったら、みんなの心のこわばった部分がほぐれるまで、根気よく働きかけていってくれないだろうか?
反発も覚悟していたんでしょう?

 でも、もしかしたら西川君はこういう気持ちも分かってて、精一杯努力して、
もう限界になってしまったのかもしれない。
わかって欲しくてたまらない人だから。
西川君がつらい気持ちを露わにするって、今まであまり無い事じゃなかっただろうか。
それをつい叩きつけてしまうほど、つらい気持ちになってしまっていたのかもしれない。

 しかし彼も、言葉の選択がヘタだと思うぞ。
多分ね、度々使う「恩返し」って言葉も、感謝の気持ちを忘れない、って程度の意味だと思うのよ。
なのにこんな言葉使うから、「返さなくてもいい」って話になっちゃう。
他にも色々と…。
まあね、言葉で充分に自己表現できるなら歌手になってはいなかっただろうから、
ある程度は仕方ないことだと思うけど。それにしても。
彼の言葉の影響力を考えると、もーちょっと何とかして欲しいとも思う。


 傷ついてる相手に、「私だって痛かった」ってゴネてるような気がする。
自分の傷を振りかざし、それを口実にして自分を甘えさせて、
大切な人を傷つけているんじゃないの?

   ☆

 思いはぐるぐる巡る。巡るばかりで前進しない。

   ☆

 ANNS。元気だった。どんな状況でも、週に一度は声を聞ける機会があるって、本当にありがたい。



1月16日  風邪
 週末の心身の乱れから、ついに本格的に風邪をひいてしまった。
この冬、初めての風邪。これまで、家族中が風邪を引いても、水際で阻止していたのに。
鼻がつまって、何の臭いも感じない。目がしょぼしょぼする。肩が痛い。

 ところがこんな時に、月に一度の通販ケーキが到着。
リンゴのトルテ。アーモンドスライスと、私の大好きなアイシングがかかっている! 美味しそう!

…いーーやーーーー!!!
こんな状態じゃ味なんてわからないよ!
ましてや、一緒に食べようと誰かをお招きすることも出来ない。
治さなくては。断固として。今日中に。ケーキの味が落ちる前に。
手洗い・うがい・鼻うがいをガンガンやって、今日は早く寝よう。…頼むよ〜!

 そういえば、大学受験の頃。寄宿で風邪が流行っていたけど、
私はしゃかりきになって日に何度もうがいをして、難を逃れたっけ。
確かに効果はあるのよ。気休めじゃなく。

 さらに手洗いうがいは、予防だけじゃなく治療にも効果があるらしい。
身体から菌を出し、粘膜の乾燥を防げるとかで。

 鼻づまりには、鼻うがいがいいよ。
片方の鼻の穴をおさえ、塩を溶かしたお湯を反対の鼻の穴からズッ!と吸い込み、口からブハッ!と出す。
何度か繰り返す。鼻づまりが、とりあえず治る。繰り返すと治癒が早いらしい。
昔の人は、これで鼻炎や蓄膿症を治していたと、母と叔母が言っていた。

 多分、やったこと無い人は、プールや海で鼻に水が入った時の苦痛を思い出し、
「そんなことできない!」って言うと思う。
でも、温度と塩分の濃度が適度なら、意外なことに全然ツンときたりしないのよ。
大体、カップ1杯の熱めのぬるま湯に、塩を小さじ1杯くらいかなあ。個人差あるけど。
もっとも、ツンとくる位、塩分が濃い方が後で鼻の中がすっきりするけどね。

 ちなみに、以前「通販生活」という『最高の物だけを勧める』というポリシーのある通販雑誌で、
風邪と花粉症の予防に「粘膜洗浄機」とかいうものが紹介されていた。
そりゃいいやと思って読んでみたら、鼻の穴にノズルを入れると蒸気が鼻の粘膜を洗浄し、
ウイルスや花粉を流し、かつ粘膜の乾燥を防いでくれるというもの。
…なぁんだ、鼻うがいと原理は同じじゃん。わざわざ高い機械を買わなくても。
一般に効果が確認されてるってことみたいよ。

 ただし、これにも難点がある。
やった後しばらくはティッシュが手放せないこと。
姿勢を変えると、出きってなかった水がこぼれ落ちてきたりするんだ。
だから外出前は止めた方がいいかも。
おじぎをした途端、鼻から水がポタポタポターッってのは、避けたいもんね。

 …体のあちこちが痛い。熱出てきたかな。さっさと寝よう…。



1月21日  まだダウン中
 まだ風邪ひき中です。体力がちっとも戻りません。

 “風邪は引きはじめが肝心”とよく言うけど、“治りかけも肝心”
ということがよっくわかりました。ええそりゃもう。

 日曜日、症状も治まってきたし、大丈夫かなと思ってカブスカウトの集会に参加。
そしたら一気に悪化。ということでいまだにヘロヘロです。
 集会、午前中だけだからいいだろうと思ったんだけど、疲労困憊してしまいました。
こういうのを“風邪をこじらせる”というんだろうなあ。参った参った。

 ほんとなら、明日はIn the Soupのライブに行く予定だったのよ。
でも子守の都合がつかなくなって、行けないと嘆いていたんだけど、
この調子ではどのみち無理でした。
110番台で、いい感じの整理番号だったんだけどなあ。しくしく。

 ケーキは、食べたよ。鼻はあいかわらずきかないけど。
これがチーズケーキみたいな重いのだったら無理だったかもしれないけど、
ほとんどがさっぱりしたリンゴの甘煮みたいなケーキだったから、それなりに美味しくいただけました。
「リンゴが冷たくて気持ちいい」なんて感じるのがちょっと悲しかったけど。
でもやっぱりベストな状態でいただきたかった…。



1月23日  おかえりなさい/風邪ひき中のあれこれ
 昨日、西川君がturbo-webに帰ってきた。
なんかすごく前向きになってるみたいで、一安心。
おまけにアルバムもレコーディングしてるって!
 それにしても、
「今まで自分を人前にさらして生きている以上何を言われてもしょうがないが、
言われた事を”知る権利があるんだ”と思っていました」
って、びっくりした。そこまで言うか。とことん人の評価が気になって仕方がない人なんだねえ。
ほんとにうさぎチャンみたい。耳を精一杯立てて、周囲の音を拾って。
でも、「知りたくない事は知らなくていいんだ”って思った」そうで、よかったよかった。
 そーよお、知る権利はともかく、世の中には知るに値しない情報が山のようにあるんだから!
そんなものにかまっていたら、限りある時間がもったいないよ。
だからね、もう2ちゃんねるなんか覗いちゃダメだよ。
あそこは別に「一般的な意見」があるところじゃないんだから。
聞くならもっと建設的な意見にしてください。
 また一つ西川君が前進したみたいで、嬉しい。

 しかし新作はコンセプトアルバムとか。
TMR-eの時のが、ソレだったよね。
TMRの目指すものを表現してるとか、かなあ。
ただ、SUITE SEASONって、素晴らしいアルバムだとは思うんだけど、
「あの曲数でこの値段!?」って感想も持ってて。
なぁんとなく曲数少なそうな気もするんだけど、できれば沢山入ってて欲しいなあ。

 でもまあ、なんでもいいや。今の西川君の声が聞けるなら。
ほんと、INVOKEを歌い上げた、今の西川君の声が歌う歌を、聞きたくてたまらない。
いつもいつも、前進している人。ちょっと前の歌では、もう物足りないのよ。
 今、全力で歌っている彼の声を私達が聞けるのは、2ヶ月後?3ヶ月後?
この時差がまだるっこしい。

   ☆

 風邪で寝たり起きたりを繰り返している。その間のあれこれ。

 夫が長男(9才)にグリルの使い方を教えながら、夕食を作ってくれている。
よしよし、息子よ一つスキルアップだね。
この調子で自分の食事は自分で作れる男になってちょうだい。

 日中は2才の末っ子と家に二人きり。
私が寝ていると、
「おかーちゃん、朝だよ! おきなさい!」
と厳しくおしかりが入る。…勘弁して。寝てたいのよ。
朝どころか昼過ぎだが、風邪ひきは寝ててもいいのと言っても聞いてもらえない。
 かと思えば、咳をすればすっ飛んできて
「だいじょーぶ? よしよし」と背中をなぜたり、鼻にティッシュをおしつけたりしてくれる。
たどたどしい言葉で「ぼく、まっさーじしてゆの」と言いながらお腹をギュウギュウ押してくれたり。
 涙が出るほどありがたい気遣いだが、 それなら私の頭によじ登るのはやめてくれ。
私の腰の上でピョンピョン飛び跳ねるのも。
何度言っても聞きゃしないんだから…。
きみはもう18キロもあるんだからね、勘弁していただきたい。


 夫がかねてより欲しがっていた書棚を買った。
本って増えるばかりで減らないので、いいかげん書庫がのっぴきならないことになっていたから。
他に置き場もないので、玄関先に置く。
なので見栄えのいいハードカバーを収めることにした。
 いつもの事ながら、夫がぼやく。
「書棚の設計者に本好きはいない!」
書棚など数限りなく売られているが、
この棚があと少し下なら具合良く本が入るのに、とか、ここに留め具があったら、うまく本を引き出せないだろとか、
使い勝手やら1センチの隙間も惜しんで(そしてできれば美しく)本を収納したい気持ちやらが
まるでわかってないものが多いらしい。
奥行きも、本に合わせるというより、一般の収納家具に合わせてる感じ。
もっと使う側の気持ちを汲んで製作してくれるメーカーが増えて欲しいなあ。

 私は休養していたので、とりあえず夫が本を収納した。
並んだ背表紙を見ると、世にも多岐に渡った蔵書の数々。ていうか、てんでばらばら。
上海関連、江戸期関連、船舶関連、経済、医学史、架空生物、漢詩、ファンタジーなどなど。
蔵書を見れば人となりがわかると聞いたことがあるが、これでは全くつかめないな。
夫ってば、これ全部目を通してるんだから大したものだよなあ。

 書棚の扉を開けると、新築の家のような匂いがする。
折角だから一緒に本をしまえればよかったな。ごめんね。

…しかし、本棚一つ分の本を移動させても、書庫は一向に片づかないのであった…。



1月24日  DVDレコーダー購入
 ハードディスク付きDVDレコーダーを、買ってしまった。

 もし「ベストタイム」の「しあわせ! おサイフ救助隊」に見てもらったら、
福留さんに「何考えてるんでしょうね!」と呆れられる事うけあいだが、だって欲しいんだも〜ん。(←最低)
でもまあ、どうせ買う気なら要るときに買うべきかなってことで。

 何でDVDレコーダーが欲しかったかというと、そりゃもう画質と音質。
テレビ番組を、ビデオよりずっと高画質で、しかも音質もCD並に保存できて、
簡単に劣化無く編集できるって、そりゃもう欲しいに決まってる!
これで美麗な西川君のDVDを作るのよ〜。

 買ったのは、パイオニアのDVR-99H。ハードディスク120ギガ付きの製品。
今、ハードディスク(HDD)付きDVDレコーダーを買おうとすると、パイオニアか東芝。
パナソニックもあるけど、HDDが40ギガしかないので、お話にならない。
で、どっちにしようか、お店で聞いたり、人に聞いたり、カタログを見たりした。

 店で聞くと、どこも口を揃えて「パイオニアの方が」と言っていた。
「パイオニアの方が画質にぶれがない」とか「パイオニアの方がDVD-RWに書き込める」とか。
でも人に聞くと、東芝の方が編集機能が充実しているとか、画質的にも問題無いとかいう話も出る。

 カタログを見ると、これはもう圧倒的に東芝の勝ち。
パイオニアのカタログが、ほとんどが「各機種の性能」の列挙になっているのに対し、
東芝は、「どんな事ができるか、どんな便利な機能があるか」を徹底的に解説している。
 例えば、パイオニアは音質と画質の良さを強調しつつ、後は数字的な説明になっているけど、
東芝は「音楽ファンはこんな使い方が!」「こんな編集の仕方も!」みたいに、実例をあげつつ
美麗な写真やフローチャートで丁寧に説明してくれてる。

 見てて、ワクワクするのはやっぱり東芝のカタログだよ。
自分トコの製品をアピールしようって熱意が感じられる。
細かい数字を比べると、どっちも性能的には同じ事でも、東芝の方が素晴らしいみたいに見えるもの。
 これって、きっと東芝の方が家電の売り方を心得てるってことだろうな。
パイオニアは音響メーカーだから、音とか画質の良さがわかればいいって考えてる感じがする。
今まで培ってきた信頼があるのはいいけど、それにあぐらをかいてるとやばいぞ〜。

 でもまあ、編集機能が充実しているのは魅力的だけど、
自分にとってはやっぱり画質音質が重要なわけで。
パイオニアに決定。

 後はどこで買うか。近くの家電量販店を一通り見た。そして楽天市場を見た。
ネット通販だと、市価の1〜2万は安く売ってる。こりゃ家電屋は大変だわ。
どうしようかと悩んだけど、結局近くの家電店で、会員割引でネット通販並の価格で買えることがわかり、即決。
ありがたいけど…ほんとに大変だねえ、家電屋さん。

 ほんとの事を言えば、今DVDレコーダーを買うのが正しいかどうかはわからない。
録画方法には2系統あって、どちらが主流になるか未だ不明だそうだ。
自分が買った方が、後にすたれてしまったらいやだよな。
 それに、聞く所によると、実は既にDVDの次世代のメディアが商品化を控えているらしい。
つまり、レーザーディスクがDVDに取って代わられたように、
DVDも他のメディアに駆逐されるのは決定事項なわけだ。
 でもまあ、たとえDVDに替わる製品が発売開始されたとしても、
家庭や市場からDVDが姿を消すのはもっとずっと後の事になるはず。
DVD後の製品だって、どれだけもつのかわからないし。

 とりあえず、今はいつマシンが壊れるかわからないレーザーディスクと、
刻々と劣化しつつあるビデオテープをデジタル化して保存するのが優先。
先のことは、またその時に考えるしかないさ。
 そして「さんまのまんま」を初HDD録画番組にしたい!
そのためにはまず、ちゃんと配線して、使い方を覚えなきゃ。
…う、大変…。



1月25日  ANNS/書き込み/におうってステキ。
 21日のANNSの録音したのを車で何度も聞いてる。
むかいさんの、いかにも西川君が言いそうなハガキがツボ。
人妻でもオッケーなのね? フッフッフ。

 西川君、『BLEACH(ブリーチ)』好きなんだあ。わぁい。
私と夫も大好きで、“面白いから西川君にコミックス贈っちゃおうかしら”って思ってたんだけど、もう読んでたのね。
でも『D−LIVE!!』を読んだこと無いってことは、ジャンプは読んでるけどサンデーは読んでないのかな。
 Gガンダム、DVDボックス買ったんだ! いいよね、Gガンダム。あれは燃えますよ!
 好きなモノが一緒って、嬉しいな〜。

 しかしまあ、ほんっとに世にも蕩々と口からでまかせを語り続けられる人だなあ。 なんて楽しそうなんだろう。
あの想像力は大したモンだよ。

「ラジオって非常に過敏で、デリカシーのある放送を心がけていこうとがんばっているのに」
…ど〜の口でそういうことを言ってるのかな〜?(笑)
心がけはともかく、実際には親や子供と一緒じゃとても聞けないような放送じゃん。
私は車で録音テープをよく聞くけど、子供を乗せた時はさすがに聞けない。
2才の子供が「ジョイトイ、インリン」なんて言い出したらどうするよ!?
イケナイ言葉を使ってはしゃぐ小中学生のよーな所のある番組だわ。
西川君以外の番組だって、ましゃ兄の番組といい、晴彦君の番組といい、あの決まり文句(?)を聞くと、
とてもラジオが過敏なメディアとは思えないんだけど。むしろやりほーだい?
それとも深夜帯が無法地帯ってことなのか?

   ☆

 22日に名古屋ELLでライブのあったIn the SoupのオフィシャルBBSを覗いた。
参加した友人の話では、ものすごく盛り上がって良かったらしい。
が、そのライブに関する書き込みはわずか7件。…さ、寂しすぎる。オフシャルでこの数って…。
まあね、ファンの絶対数が雲泥の差ではあるんだけど、
やっぱり西川君のとこはすごいんだなって思う。
もっと盛り上がるといいのにねえ。

   ☆

 やっと、嗅覚が戻りかけてきた。
ここ数日、匂いを全く感じることができなくて辛かったー!
そりゃ鼻がつまれば匂いはわからなくなるけど、ここまでひどかったのは初めて。
鼻が通ってる時でも何も感じないのだから、ほんとに嗅覚が麻痺してた感じ。
目の前でガソリンがこぼれても臭わないんだもの。これって相当だと思う。
 「無くしてわかる大切さ」ってのはよくあることで、
嗅覚というのは、触覚や視覚と同じ五感の一つなんだよなあ、と当たり前のことだけど実感した。
つまり、嗅覚も、「自分の周囲に何があるか探る手段」なわけだな、と思ったわけ。
 匂いを感じないと、ガソリンが手に付いていてもわからない。
何か腐ったものがあってもわからない。
いつもなら隣の部屋からでもわかる子供のオムツの換え時が、一緒にいてもわからない。
普段は無意識の内に、自分の目や手の届かない所の情報をも、鼻は探り出しているんだなあと何となく感心した。

 しかし私にとって何よりつらかったのは、味がさっぱりわからなくなることだった。
「鼻をつまんでジュースを飲むと、何のジュースかわからない」とかよく聞くけど、
ここまで嗅覚が味覚に影響するとは驚きだった。普段の7割減な感じ。
 レトルトカレーとハヤシを食べても、違いがほとんどわからない。
どちらも「どろっとした食べ物」という感想。
多分、目の前の食べ物が腐っていても、今の私は食べてしまうだろう。ああコワ。

 何を食べても美味しくない〜。やだ〜(号泣)。
生活の楽しみがガタ減りだわ〜。
 料理の意欲も無くなるね。買い物に行って、
「あ、いいスジ肉がある! これを煮込んだら美味しそう…って、私ダメじゃ〜ん!」とか。
 早く美味しいものを美味しく食べられる体に戻りたい。

 食べ物が美味しくないなんて、なーんてつまんない人生なんでしょ。
確か、入れ歯にしたり、タバコを吸ったりしてると、味ってよくわからなくなるんだよね。
やだやだ、ぜーったいタバコなんか吸わない!
西川君もやめたほうがいいぞ!
歯も大切にしなくっちゃ。
 食事が美味しくいただけるって、幸せね♪



1月26日  オフ会
 今日はうちの第3回オフ会。新年会という名目だったけど、新年の挨拶、忘れちゃったね。
参加者はらいどさん、迷彩うさぎさん、みかさん、みーあ☆みゃあさん、キノピオさん、ひよこさんと私の計7名。
毎回初参加の方がいらしてくださるのが嬉しいわ。
10人以上とか、大勢の集まりもいいけど、これくらいの人数がみんなでおしゃべりするには適当かもね。
 イヤカンの事や、ハワイイベント、ルイマリについてなどなど、
お菓子をつまみながら楽しくおしゃべりできました。
 あとはビデオを見たり。PVとか、名古屋方面では放送しなかった藤井君のAX02とか、
HIGH PRESSUREやWHITE BREATHの頃の番組とか、色々。
 ビデオ、すごく嬉しかったけど、見始めるとみんなつい無言になってしまうのよね。
大勢が無言でじっとテレビに見入ってるって、端から見るとフシギな光景かも(笑)。

 事故もなく、みんな笑顔で帰れたのが何よりでした。
初対面の人とも、西川君の事を話せばすぐに数年来の友人のように楽しくお話できるのがすてき。
また会いましょうね。


 余談だけど、大府駅で待ち合わせをしている時に、夫から携帯に電話があった。
「掃除機が爆発したんだが、もう1台ないか?」
はあ!? 何が爆発したって!?

 何でも、夫が掃除をしてくれていたら、掃除機のノズル部分が爆発したとか。何だそりゃ。
一応ハンディタイプのものがあると思うと返事をしておいたけど、疑問は深まるばかり。

 皆さんが帰られた後、掃除機を見てみた。
ちょうど手で持つあたり。吸い込み口からまっすぐ伸びたノズルが手元で曲がる部分。
そこに長さ5センチ、巾1.5センチくらいのギザギザの穴が開いていた。
どうやらネジか何かの硬い物が吸い込まれて、ノズルの曲がり角にぶつかった拍子に
砕け散ったのではということだけど、それしきの事でここまでなるのかと驚くばかり。
爆発と言うより破裂だが、それにしても“掃除機が破裂”なんて聞いたことが無い。
世の中には色んなことが起こるんだなあ。
 はじけ飛んだのは、ちょうど夫が手で持っていた所だそうで、
ムチャクチャ痛かったそうだけど怪我がなくて良かった。
 しかしこれ、結婚以来10年以上使っているのだが、ついに買い換えなきゃいけないんだろうか。
そう言ったら夫が
「ガムテープで穴をふさげば?」
おお、なるほど。使えりゃいいんだもんね。よし、まだしばらくはこれでよさそうだ。



1月27日  会報/さんまのまんま/筋肉痛
 会報、封筒から取り出したら裏表紙が出て。浮世絵柄のやつ。一瞬それが表紙かと勘違い。
「ええっ! 和風とは聞いていたけど、ここまで和風なの!? また随分大胆なイメチェンを…」
と焦ってしまった。裏返したら、ちゃんと西川チャンがいた。あーびっくりした。

 浅草に立つ金髪西川チャンと浮世絵。表紙と裏表紙を両方見ると、
外国人向け日本紹介雑誌みたい。表紙モデルは外人女性〜。美人ね〜。

 イヤカンレポのページを開いたら、迫力の写真にびっくりした。
会報でこういうインパクトある写真って、珍しくない?
しかしほんとにあのタートルネックというか、マフラーみたいな襟、よく似合うわあ。

   ☆

 あー面白かった!「さんまのまんま」、30分じゃもったいないよ。1時間は欲しかった!
しかしさんまさんって、終始力一杯しゃべってる。すごく体力使いそうだわね。

 折角ガンダム人形とヒートホーク(ジオンのモビルスーツの武器)型ギターを持ってきたのに、
全然触れられなかったのが残念だったな。ちょっと弾いてみて欲しかったわ。
「ガンダムグッズ大全」で見て、西川君に見せてやりたいと思ってたら、
ちゃんと持ってるんだもん(笑)。さすがだわ。
…しかしあのギターは、ライブでは使えそうにないよね。テイストが違いすぎる。
だからこそテレビで使ってみて欲しかったんだよ〜!

 由美ちゃんと、電話とかしてるんだ。…なんだかちょっと、良かったなって思った。
冷えた関係じゃないんだね。友だちに戻ったみたいな感じなのかな。
会う度、声を聞く度に互いに傷つく関係じゃなくて、よかった。

 彼、全然グチを言わないな。
芸能人とかは離婚すると、自分がどんな事に傷ついたかとか、
「こんなのひどいでしょ!」みたいな事をいう人がいるけど、彼はそういう事を言わない。
潔いし、誠実だと思う。きっと本当に、彼女のことを大切に思ってるんだろうな…。

   ☆

 腹筋が痛い。
思い当たる節といえば、時々思い出したように出る咳くらいだが、
そんな、筋肉痛になるほど沢山は咳出てないぞ?
と思ったけど、はたと気がついた。
つまり、これしきのことでも筋肉痛になるほど、私の腹筋はなまってるってことね。いや〜ん…。



1月28日  ポップジャム再放送/やられた
 NHKハイビジョンで、月に2回ほどポップジャムの再放送をしている。今月は昨日と今日。
先月見逃した、西川君が出たクリスマススペシャルやらないかなと思って確認してみたら、
昨日は9月第4週、今日は10月第一週の番組の再放送だった。
このペースだと、どんどん本放送から引き離されていくが…。せめて月4回にすればいいのに。
それとも全部放送しているわけじゃないのか?
クリスマススペシャルの放送はあるのだろうか…。

   ☆

 DVDレコーダーの配線のため、テレビ台を壁から離したままにしておいたら、
2才の末っ子がえらいことをしてくれた。
前からあるDVDとスピーカーをつなぐコードをハサミでチョッキン。
しかも、5.1サラウンド用6台のスピーカーのコードを全部!
何してくれるのーーー!!!
ああ〜、ぶっつり切れたコードが6本。
スピーカーに近い側で切られている分は、コードの皮膜をはいで銅線をスピーカーにさし直せばいいのだが、
本体に近い側だと、端っこはしっかり金具に固定されているので、部品取り寄せになるという…。
いくらかかるんだろ…。余分な出費が〜。

 ほんとに子供って何をするかわからない。
じゅうたんにラクガキしたり、ごはんにドレッシングを一瓶開けたり、
自分の髪をハサミで切って、ハゲを作った上に部屋中髪の毛だらけにしたり…。
友人いわく「これ全部証拠写真をとっておいて、将来見せてやるといいよ。」
それも面白いけど、親の方にはそんなことしてる余裕ありません…。

 DVDの配線は、結局よくわからなくて、買った電気屋さんに来てもらった。
親切に繋いでくれて、無料。やっぱりこういう所は、ネット通販には無い良さよね。



1月29日  コンセプトアルバム
 コンセプトアルバムかあ。progress以降のシングルを入れるって言ってたと思うんで、
多分、BOARDINGもBRIGADEもJUGGLINGも入るんだろうなあ。違うかしら。
それにOut Of OrbitやINVOKEも入ったら、コンセプトアルバムなんかになるんだろうか、と思った。
ほんとは、INVOKE以降のTMRのコンセプトを明確にするアルバムにして欲しかったし。
 でも、BOARDINGで出発の意思を表し、
hearで幕引きをイメージさせ、
Out Of Orbitで力強く歩み出す事を伝えるなら、
それだけでも確かにTMRのコンセプトアルバムといえる気がする。
 それに、考えてみればBRIGADEは遠い夢に向かう歌だし(だよね?)、
JUGGLINGは、現状でもがく歌(だよね??)。
そしてINVOKE、立ち上がり、強く願う。

「前進するTMR」というくくりには、既になってる気がする。

 これにどんな曲達が混ざってくるのかな。
一抹の不安も無きにしもあらずだけど、もう気にしないことにした。
早く、今の西川君の想いを受け取りたい。歌声を聞きたい。



1月30日  中耳炎/結論
 痛くないので、自分が中耳炎だなんて考えても見なかった。
「大人の中耳炎は珍しいですが」と言われてしまったよ。
 帰宅して夫に報告したら、
「プールは入っちゃいけませんよ」
と言われた。あ〜、確かにね、こういう時はプールの授業は見学だったね。
まさにその当時以来だわよ、中耳炎なんて。
ちょっと学生気分…になんてなるか〜い! ああ耳がつまった感じで気持ち悪い。

   ☆

 今月なかば、西川君がしばらくBBSに来なくて、私も色々考えて、
風邪で寝込んでいた間に出した結論を、そういえば書いていなかった。
今さらもいいところで、今頃こんな話題を持ち出しても仕方ないとは思うのだが、
個人的に決着をつけておきたいので、一応ここに載せておく。

 仕切直すことにした。ここで、一から西川君との関係を。
色々ぐちゃぐちゃ考えてて、そのうち、自分が自分のイタイ記憶を後生大事に抱え込んでいる気がしてきた。
それがイヤになった。
 BESTツアーのビデオを見直して、あらためて彼が私たちを強く強く求めている事を感じた。
彼の表情。動き。そして、映像を見ずに音だけを聞いていたら、
「いけー!」とか「もっと来い!」とかの言葉のあまりの真剣な言い方に驚いた。
まるでダービー優勝を争う自分の持ち馬が最終コーナーを回ってるようだ。
彼自身、命そのものを吐き出しているような勢いで私たちにぶつかり、
それと同じ強さで私達に向かってこいと言っている。
 こんなのずっと前から変わらない、最初からわかっていたことではあるのだけど。
でもとにかくそれを再確認した。

 彼が「私達と一緒なら何でもできる、絶対一緒に進むのだ」と思ったことは絶対の事実だと思う。
そして彼は、「ここからみんなで一斉に一歩を踏み出す」と、ツアーの始めに言った。
今この言葉が彼の中でどういう位置づけになっているかはわからないが、私は今こそそうしようと思った。
 彼が私達を求め、私は彼を求めている。それが一番大切なこと。
色々激震があって、恨みがましい気持ちをもってしまったことは素直に認める。
それはもう過去のものとしよう。もう引きずるのはやめよう。
 今から仕切直し、ここからまた新たに関係を築いていきたい。
「ほんとは〜が良かった」などの思いこみを解いて、
これから西川君がすること・その時々の西川君の音楽をを新鮮な気持ちで受け止めていきたい。
彼は音楽に妥協はしない。絶対の自信があるものを送り出してくれるのだから、安心して受け取ろう。

まあね、当たり前なことなんだけどね。
惑っては初心に立ち返り、この繰り返し。

 …とか言っててもねえ、感情ってやっかいで。
もしかしたら新アルバム聞いたら、ちゃぶ台ひっくり返したくなるかもしれない。
でも、割とその確立は低そうな気がする。
なんだか結構、穏やかな気持ち。