DENNY ZEITLIN TRIO "AS LONG AS THERE'S MUSIC"
DENNY ZEITLIN(p), BUSTER WILLIAMS(b), AL FOSTER(ds) 1997年録音

僕にとっては、最後までスキッとしないCDだ。丁度、7thコードがずーっと続いて、なかなかトニックに収まらないという感じなのだ。だから、聴き終わっても後味が悪い。何か聴き残しているような気分。

メンバー選定がよくない。ドラムスのアル・フォスターはともかく、ベースのバスター・ウィリアムスはミス・キャストだと思う。僕には、ザイトリン自らが選んだベーシストとは思えない。作る側のお仕着せ、あるいは、あてがい扶持ではないだろうか?
バスター・ウィリアムスは歌モノを得意とするタイプではない。正反対のファンキーなジャズに向いているタイプ。だから、せっかくのスタンダード・ナンバーも歌心溢れる演奏とは言い難い。どの曲も面白くないのだ。

僕の好きな曲である "FOR HEAVE'S SAKE" や、"I FALL IN LOVE TOO EASILY" "THE MAN I LOVE" も隔靴掻痒の気分のまま終わってしまう。

ついでに言えば、日本風景のジャケットデザインは作る側の作為を感じる。このジャケットデザインの悪さが、余計に詰まらないCDにしているかも知れない。  (2002.02.27.)


実にもどかしい演奏だ。
最後までスキッとしない。
DENNY ZEITLIN

独断的JAZZ批評 54.