薪による窖窯焼成 その12.













○平成20年5月の窯詰め〜窯焚き

2008年5月の楡窯の窯焚きは何でもありだったのだが、備前が多かった。
5月17日〜19日に窯詰め。22日から27日まで薪による窖窯焼成開始。

窯詰め
・窯詰めを待つ作品
・窯の奥から備前を入れていく
・様子はどうだい?
・花器、徳利、ぐいのみ、香炉・・・
・一部焼き直し作品も投入する
・3段重ねの箱型の力作も登場
・信楽のお魚
・今回、窯は奥から4段に設定
・奥から順に焼成温度の低い土から詰めていく
(2008.05.17)
・窯詰め完了
・後は窯の火入れを待つだけ
(2008.05.19)
●窯焚き
・僕は焼成4日目の夜から参戦
・既に温度は1100度を超えていた
・この後、還元焼成で1170度を取るのに苦労するが、それを起点に酸化焼成に切り替えると温度はスムーズに上がり始めた
5日目の午後1時20分(焼成99時間と20分)に目標の1300度を突破。この後、最高1314度を取る。
・1300度をとって、ひとまずビールで乾杯。
・その後、夕方には前代未聞の雷、大雨、雹に見舞われ窯場の足元はびしょ濡れになるも何とか焼成続行。

・嵐の去った後の静けさ。毎度お馴染みの煙突から炎。
・朝も4時ごろになると空が白み始める。
・電気を消して窯を撮ってみた。
・窯の内部。
・まるでレントゲン写真のようだ。
・焼成曲線に従って、27日午前10時(焼成120時間)にきっちり計画通りに焼成完了。
・焼成の詳細コメントを記してある。これが次回窯焚きの財産となる。
・窯仕舞いの完了した窖窯。
・これから1週間の冷却期間をおいて、窯出しは6月の3日午前11時。
・最後に次回の再会を約束してパチリ。

・より詳細な窯焚きレポートは楡窯でどうぞ。
(2008.05.27)