劇団名とは裏腹に、バカ真面目に人間ドラマを創り続ける 愛媛を中心に活動する不器用な演劇集団 稽古場にはいつも湯気が立っています。出来たてのみそ汁のように・・・ |
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第16回公演「巡る、母桜」 2022年2月22日〜2月24日 シアターねこ 3月3日、5日 下北沢 「劇」小劇場 作・演出 桝形浩人 若手演出家コンクール2021 最終審査対象作品 出演 桝形浩人 長本奈月 岩市莉歩 寺岡凜 2B 菊地健実 松本久美 中村双波 窯元の煙突が立つ、小さな街を見下ろす丘にある特別老人ホーム「桜花荘」 その庭には古い桜の木があった。 長い間、人々の愚痴をひたすら聞き続けた樹齢80年の桜に「桜花荘」の住人、久恵は自身を投影する。 いつしか言葉を発することが出来なくなった彼女は、古い桜と同じく人々の愚痴を聞き続け、 昔の流行歌と消息の分からぬ息子の記憶ばかりになってしまう。 辛うじて今年も桜の花を見ることが出来た久恵は、女達から聞く男への愚痴をすべて自分の息子の話だと思い込み、 母として受け入れる。桜花荘の桜が咲くたびに繰り返される、人々の人生が巡る。
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