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『フットルース』(Footloose)['84] | |||||
監督 ハーバート・ロス | |||||
怪優前のベーコン作品として、自分のなかでは宿題映画の一つだった作品をようやく片付けた。音楽がポイントになる映画だから、音響のいい環境で観たいと引っ張ってきていたが、もう潮時かという気になって録画したのだった。これがボニー・タイラーの歌う♪ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー♪の『フットルース』かと思いながら観たことをSNSに記したら、息子さんがラガーマンの旧知の映友女性から「♪ヒーロー♪も『フットルース』でしたか。忘れちゃってました、ラグビーしか思い出せないわ(笑)。この作品と言えば、やっぱりケニー・ロギンスでしょ!」とのコメントをもらった。確かに本作での看板ソングは、ケニー・ロギンスの♪フットルース♪だ。 また、高校同窓の映画部の部長映友も二年前に初めて観たとのことで、「『グリース』よりは少し若いカップルの卒業パーティのダンス」と書いているのが妙に可笑しかった。「中学生の時映画館で見ました!サントラも流行っていて、LP買いましたねー。」と寄せてくれた一回り若い映友もいて、すぐさま反応のあるところが僕ら世代の映画の証のように感じたが、前年の『フラッシュダンス』ともどもダンスムービーとしてエポックメイキングな作品だったように思う。そのダンスの進化ということでは、なかなか興味深く、面白い動画もあった。こうなると『ダーティ・ダンシング』['87]も再見してみたいものだ。 物語としては、ケヴィン・ベーコン演じるレン・マコーミックの話というよりも、ムーア父娘の物語だったことを、ブッ飛び娘のアリエル・ムーア(ロリ・シンガー)と説教圧の鬱陶しいショー・ムーア(ジョン・リスゴー)牧師の対置が印象づけているようなオープニングだった気がする。 牧師の妻バイ・ムーア(ダイアン・ウィースト)が言っていたように、大勢の人々を説き伏せることはできても個人とは向き合えない人物だったショーが改心を得る物語だったように思うが、最も気に入ったのは、レンとウィラード(クリストファー・ペン)のダンストレーニングの場面だった。 推薦テクスト:「やっぱり映画がえいがねぇ!」より https://www.facebook.com/groups/826339410798977/posts/2461670267265875/ 推薦テクスト:「お楽しみは映画 から」より http://takatonbinosu.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-605e17.html | |||||
by ヤマ '22.11.11. BSプレミアム録画 | |||||
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