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『嘘(うそ)と政治と民主主義 ―アメリカ 議会乱入事件の深層―』 前編:“トランプの共和党”へ https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/5RMQVQ6WP1/ 後編:不信と分断の連鎖 https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/9LYXGP5G15/ | |||||
BS世界のドキュメンタリー | |||||
2016年2月の予兆から2021年1月6日のアメリカ議会乱入事件に至るまでの五年間を追って検証した2022年のアメリカ作品だ。トランプ政治の本質を描出しつつ、一番の問題点をなぜ彼が党支配を為し得たかに係る共和党議員たちの体たらくと党体質に焦点を当てているところに観応えがあった。政治体質における日米の同質化が炙り出されているような気がした。 前編の小見出しは、「民主主義は敗者のためのもの」「いくつもの警告」「決断のとき」「新たな支持層」「強気のリーダー」「彼らは私の味方だ」「乗っ取り」「対立と分断」。 後編の小見出しは、「発砲を始める」「盛大な噓」「これは戦争だ」「最後のたくらみ」「2021年1月6日」「事件の後」「追放」「下院特別委員会」となっていた。 そして、後編の最後にテロップで、2022年11月8日中間選挙で、共和党が下院で多数派を取ったことを受けて11月15日にトランプが2024年大統領選挙への立候補表明をしたことが記されていた。 先ごろ、映像の世紀バタフライエフェクトで「JFKをつくった3人のケネディ」を視聴したばかりであることも手伝って、三十年前に観た『JFK』の拙日誌に「グルになってとんでもない横暴を働いておいて平然としているエスタブリッシュメントたちの傲慢さと醜怪さ、そしてそれを許す国民の無知と従順さについて異議の申し立てを行なっている」と綴ったことを思い出させてくれる番組だった。シャーロッツヴィル事件、弾劾裁判、そして、2021.1.6.議会乱入事件への共和党の対応を失われた重要転換点として挙げていたように思う。 | |||||
by ヤマ | |||||
'23. 7.14. NHK BS1録画 | |||||
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