パレードカー写真編(2000/9/9)


今日はまたペットパレードに参加したお話です。

昨年の分はここご参照下さい。

といってもパレード自身は昨年と同じで変わりがないので、今回はデジカメでとった写真でパレードカーの組立方をご紹介したいと思います。

ペニンスラのバンドでの練習時にまたTpのポールからペットパレードに出ないかと誘われました。予定も空いていたのでもちろん引き受けることにしました。

直前にYe Odle Town Bandの練習があるというので、また初見では不安なため参加することにしました。このバンドは5月から9月までのみ活動していて、ポップス系のコンサートを毎月末日曜日に野外で開く季節もののバンドです。

場所はLos Altosの住宅地の中のシニアセンターを借りて練習しています。 Los Altosはシリコンバレーでも最も地価の高いところで、緑が多くゆったりした環境にあります。

行ってみるとチューバの女の人は以前ペニンスラのバンドにいた人ですし、ユーフォニウムの男の人も今ペニンスラにいる人です。好きな人は結構バンドを掛け持ちしているようです。 小さな教室のようなところでみんなが集まり、譜面台と楽譜を出して用意しています。

楽譜は今回のパレード用にファイルにきちっと曲順に入れられてあり、整理されています。 指揮者はかなりのおじいさんですが、各曲がイメージ通りのテンポか変なところがないかチェックしながらどんどん曲を通していきました。

ラッパは誘ってくれたポールの他に2人います。トップの人はアドリブをさらっと音出しで吹いた感じではかなりジャズ系は上手そうです。 曲の方は10曲ほどでそれぞれ短いので練習は1時間ほどで終わってしまいました。僕はもっと色々やりたかったのですが、今回は本番前の音合わせだけのようでちょっと残念でした。

帰りにポールと話したのですが、毎月末のコンサートではもちろんそれまでの練習でやった曲も吹くが、当日その場で譜面が配られて初見で演奏することもあるそうです。 あまり難しい曲はしないのと、色んな曲を何年もやっているのでみんなそれなりに吹くそうです。

とにかくペニンスラなどの普通の吹奏楽とは違ってシビアに詰めて練習することはなく、あくまでも団員も気楽にジャズやポップスを野外で聴衆と楽しむことを目的としているそうです。 彼はもう何年もこのバンドを続けているが、彼が入っているバンドの中では一番好きなようです。

さて、パレードの当日の様子をご紹介しましょう。 まずパレードカーがゆっくりやってきました。



これは特製の車です。でもちゃんとナンバープレートがついています。 運転手が降りてきました。彼は現在パレードカーのメンテナンスと運転を担当しています。ポールも昔は数年ほどメンテナンスを担当していたそうです。古い車なのでメンテナンスは大変とのことです。



屋根を慎重に取り外します。



屋根を除いてこの車体の各パーツと中に入っている部品は有効に活用されてパレードカーに化けていきます。



板状の部品は全て木製で、透明の部分はプラスティックの板です。屋根はかなり重いです。 車体の側板を横に倒すとステージ板に変身します。



鉄のポールを立てていきます。



ポールの周りを鎖で囲います。これは人が落っこちないようにする役目もあります。前に立っているのはTpのポールです。 写真右の方で排気ガスパイプを車の下からステージの外に延長しているのが分かりますでしょうか?



運転席はこのようにステージの下に沈んでいます。



屋根のテントを張っていきます。



椅子と譜面台を並べます。



パレードカーの出来上がりです。前に立っているのは僕とポールです。 二人とも見ていただけでなくちゃんと手伝ったんですよ。



パレードカーの行進です。指揮者は曲の始めは指示しますが、あとは観客の方を向いて手を振って愛嬌を振りまいています。



ペットパレードなのでその様子もちょっと。皆ご自慢のペットを連れてきています。 ペットを飼えない人はベビーカーにぬいぐるみの人形を乗せて歩いています。



犬もおめかししています。 真ん中の男の子はお父さんのペットと化しています。



パレードカーの中の様子です。



お疲れさまでした。これから元通りに片づけます。片づけの際は僕も車の中に入って一生懸命パレードカーを元通りに戻すのに貢献したことを付け加えておきます。 というか本当のところは、何となく椅子を運んでいると入らざるを得なくなり、入ってしまうと出られなくなったという訳ですが。



このパレード何十年も昔からあるそうです。また来年もあるでしょう。