労働環境研究所 TOP > 労働環境・問題について .> 現代人のサラリーマン化

従業員を酷使するブラックな企業が多くなっている。ネットでの話題や雑誌の特集まで書かれる事です。
ここのサイト関連でも書かれていますが、事実といえます。
しかし、決して雇うほうだけに問題があるわけではありません。
経営者側から言えば「会社に利益をもたらさない人」がいるのも事実です。
「安定した生活が送れればよい」「仕事は与えられるもの」と考える人が多くなっているのです。
これから業績を伸ばして飛躍しようと考えている経営者から見れば使いずらい人材かもしれません。
    
前の話題で「仕事がないなら自分達で仕事を作ればよい(起業)」と書きました。
「こいつは何を言っているんだ」という人も多いでしょう。
でも、良く考えてみると・・わずか100年前の時代には、雇用保険も生活保護も年金も健康保険も制度がほとんど
無かったのです。社会保障制度がなかったので、仕事がなかったら・・自分で食い扶持を作るしか無かったのです。
もしくは仕事のある地域に移住するか、親戚を頼るか、生きるのを辞めるか・・。
第二次世界大戦など有事で焼け野原になった後、人々は不安の中、懸命に復興を果たしてきました。
国なんて当てになりません。自分達で道を切り開いてきたのです。
しかし、現代の社会では、仕事がなければ・・生活に困れば・・ 国・自治体に頼ろうとする傾向が強いのです。
ネットでは、無職が続く人たちが「仕事がない〜働く会社がない〜」「ブラックばかりだ。」
「○○知事が国から仕事持ってこないから働く所がない・・」など
他力本願の声が多いものです。教育に問題があったのでしょうか?実は、資本主義経済の日本で、
社会主義的な考えの人が増えているのです。
そのため、現代の日本では、「仕事で○○をしたい」と考える人より、
会社から「与えられた仕事だけをこなして給料をもらいたい」という人が増えています。(統計による)
特に北海道など地方はこの傾向が顕著です。
大志を持つ人が少なくなっているのです。
公務員か大企業(上場企業)に就職して、与えられた仕事をこなして、無難に安定した生活をしたい。
一流の学歴を持ち、優秀な人たちがこのような行動を取るので、ますます経済が停滞してしまうのです。
 
そういった意味では、一部の違った考えを持つ人間が会社を作ってしまうので、ますますおかしな、いわゆる
ブラック企業が増えてきているのかもしれません。
まともな働き場所が少なくなってきているのは、私たち働く方にも問題があるのです。
 
 
 
   
 
 
                               TOPページへ
 
現在人の総サラリーマン・安定志向化