以前、関西で経営コンサルタントをしている方と一緒に仕事をする機会がありました。
彼は、関西の上場企業や北海道にゆかりのある企業に経営アドバイスをしています。
彼は北海道で仕事をするようになって、北海道の商慣習に困惑していました。
「北海道の経営者達は、今だに護送船団方式で商売をやっていこうとしている。
 今までの付き合いで なんとかなると思っている。」
「大阪は人情はあるけど、商売はシビアです。『付き合いでお願いしますは通用しない。』
 良い品物じゃなきゃ 例え古くからの付き合いでも買わない。」

そして、北海道の経営者たちは、新しく参入してくる新参者を嫌います。排除しようと動きます。
(新しく参入してくる業者を叩こうとするのは、他の地域でもあることですが)
各業界が「北海道○○組合」という集まりを持っており、
そこで、道内業界各社が集まって、一致団結して行動するのです。
新参者を攻撃するのも「団結」です。
これこそ「護送船団方式」です。


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B これらが、閉鎖的な市場を形成している
   〜新しい芽は徹底して潰す閉鎖的な体質。