■慶良間諸島・座間味島12

本 数223〜226 本目
日 程2005.4.27〜4.30
内 容ファンダイビング
場 所4ボート:アダン下、安室(あむろ)漁礁、東牛(あがりうし)、儀名(ぎな)
透明度18〜25m
水 温22〜23℃ ドライスーツ
見た魚ヒメオニオコゼ、スミレナガハナダイ、ヒレナガスズメダイ幼魚、デバスズメダイ、オニハタタテダイ、ニセフウライチョウチョウウオ、ヒメフウライチョウチョウウオ、ノコギリダイ、スカシテンジクダイ、キンメモドキ、アカククリ、サザナミヤッコ、タイワンカマス、フタスジタマガシラ、ナンヨウハギ、メガネクロハギ、ヤシャベラ、ヘラヤガラ、オウゴンニジギンポ、フタイロカエルウオ、シマキンチャクフグ、ミナミハコフグ、クマノミ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、クマノミの卵、コブシメの卵、ジャノメナマコ、レモンウミウシ、メレンゲウミウシ、アオウミガメ等。


今年は未曾有の花粉症地獄を何とか耐え抜いて、2005年の潜り初め。 どこにしようか迷う事数分 (^^;;、結局いつものやどかりに決定、4/8 PITにメール予約し、4/12 ツアー費を振り込んだ。

4/27(水) 今回はANA便なので、去年12月にオープンした羽田空港「第2旅客ターミナル」の初めての利用となる。 東京モノレールの場合は第1ターミナルとで降りる駅が異なるのだが、京浜急行は駅がちょうど中間に位置するので、進行方向側に降りればいいだけで、10:28 横浜駅からの直通運転で 10:53 羽田空港駅へ到着する。 端末で搭乗手続きしてキャスターバックを預けチェックインし、ANA 127便で 11:55 離陸する。まだ連休前なので搭乗率は3〜4割位だろうか、機内オーディオの夏川りみスペシャルを聞きつつ、14:25 那覇空港に着陸した。

尼崎脱線事故が報じられてる折ちょっと心配もあるが、泊港まではゆいレールを利用する。 しかしいつ乗っても沖縄らしからぬ(?)秒単位の精度できっちり運行されていて、15:00〜:15「美栄橋駅」(\260)に到着、キャスターバックを転がしながら途中のスーパー「ユニオン」で飲み物などを仕入れつつ、実質の徒歩は約10分の「とまりん」へ到着する。 クイーンざまみの往復券(\5,230)を購入して乗船し、16:00出港、17:10座間味港到着、送迎のワゴン車で阿真地区まで4〜5分、今回11度目の利用となる「ヤドカリ」へと到着した。 18:30頃に1階の食堂で夕食、20:30頃から3階で、その日にガイドが撮ってたビデオやお客さんのデジカメ等を見つつのログ付け&飲み会(禁煙、無料)となる。

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フタイロカエルウオヒメオニオコゼ(以前撮影)
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刺された左膝の内側タイワンカマス
himehuu2.jpg lemonumi.jpg
ヒメフウライチョウレモンウミウシ
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スミレナガハナダイクマノミの卵
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アオウミガメアカククリと
サザナミヤッコ
デジカメ Canon PowerShot S30
ストロボ INON D-180
レ ン ズ INON UWL-105AD,UCL-165AD×2枚


4/28(木) 8:00 朝食、9:15 出発、ボートで約5〜6分、「アダン下」で 9:42〜10:16 潜る。 キンメモドキやスカシテンジクダイが群れる小さな根。 可愛らしい彩りのフタイロカエルウオも顔をドアップにすると結構グロテスク (^^;;  浅瀬に戻りデバスズメダイの群れるサンゴの周囲を回ってると、、、急に膝に電気ショックをくらったような激痛が!!  突然の事に全く訳も分からないが、海底をよくよく見てみると、、、何だかトゲトゲしい物体!?  着底前に軽く見た時には、恐らく岩の様に疑態してたと思われ全く気づかなかったのだが、踏みつけられて怒ったヒメオニオコゼが目一杯に毒々しいヒレを広げていたのである。。。  ようやくオコゼに刺された事態を把握し、慌ててベルでガイドを呼ぶ。 ガイドはちょっと離れてた所にいて、しかもフードを被ってたため、気づいてもらうまで時間がかかり内心焦ったが、スレートで刺された事を伝え、幸いボートのすぐ近くまで戻っていた事もあり、ボートまで引っ張ってもらう。

水深も浅いとこだったのでそのままエギジットして、すぐにドライスーツを脱いで確認すると、針で刺したような傷がクッキリと2ヶ所あり、ドライの内側にはうっすらと血が滲んでいた。 ズキズキとかなりの痛みがあり歩くのもやっとという状態で、直ちに港に車を回してもらい、すぐに診療所へ連れて行ってもらう。 切開好きな外科の先生と聞いてちょっと心配したが、、、レントゲンを取らずとも触診で明らかにトゲは残ってないとの事でひと安心。 ただし解毒の薬はないため、45度位の火傷寸前のお湯で毒の主成分のたんぱく質を固めてしまうしかないとの事。 次第に痛みが増してきたせいもありちょっと貧血症状になってしまい、痛み止めの麻酔注射を打ってもらい、横になりながら熱々のお湯を入れた袋でしばし膝を温める。

保険証カードを携行してたので、宿のスタッフに迎えに来てもらうついでに持って来てもらって精算を済ませ、更に宿で温め続けた。 麻酔はすぐに切れてしまうのでやがて痛みもぶり返してきたが、ピークは2〜3時間との事、やがて毒も熱で固まったのか皮膚近くの痛みはひいてきたが、深い部分の筋肉の痛みは残ってしまった。 刺された直後からお湯で温めるのが早く症状を抑える秘訣のようである。 ちょっと無理すればこの日の3本目に潜れなくもなかったが、、、当然やめておいた。

4/29(金) 心配してた傷の状態は、、、トゲは全く残ってなかったようで傷口はうっすら赤くなってるだけで何ともなく、お湯のせいもあるのか全体的に赤くやや腫れてる感じだが、皮膚付近は全く大丈夫。 ただじっとしてる分には何ともないのだが、ちょうど筋肉痛の様な感じで、膝を曲げたり歩いたりすると付近の筋肉が結構痛い感じである。 しかし海況は極めて穏やかで風も流れも殆どなく、軽いフィンキック程度なら問題なさそうなので潜る事に決定。 9:00 出発、ボートで約5〜6分、「安室(あむろ)漁礁」で 9:30〜10:21 潜る。 お馴染みのタイワンカマスの群れ、そしてレア物のはずがすっかり定住しているヒメフウライチョウチョウウオなど。 のんびり散策してると「ウミウシ見る?」と、結構遠〜くまで案内してくれる心優しいガイド (^^ゞ  10年物で薄くなってるとは言え、ドライの膝充てもあっさり貫通して開いてしまったピンホールは、前夜にスーツボンドを表から塗っておいたのだが、塗り方が不十分だったのか、そもそも穴をズレていたのか、左の靴下はじっとり濡れてしまっていた。 しかし、しばらくは着底恐怖症になりそうな感じである。。。

この日のクイーンざまみ1便で到着した日帰りのお客さんを加え、ボートで約7〜8分、「東牛(あがりうし)」で 11:23〜12:18 潜る。 これまた水深15m位の浅瀬に長らく定住しているスミレナガハナダイの1ペア、残念ながら全身を見せてはくれなかったニシキテグリ、エダサンゴの中に産みつけられた孵化も近そうなコブシメの卵などなど。

昼食は近所のはまゆうに変わったはずが、食材切れがあったり何かと時間がかかったりとの事で、昔ながらのまるみ屋に送ってもらい、ゴーヤちゃんぷるー定食(\650)。 以前は宿で飼われていたビーグル犬のロキシーがすぐ裏手にいて、久々に挨拶するが昔のやんちゃぶりはどこ吹く風、すっかり大人しくなってしまっていた。

休憩後、ボートで約10分、「儀名(ぎな)」で 14:49〜15:40 潜る。 言わずと知れたアオウミガメの休憩場で、60cmと小ぶりなのと、1m級の大きなのと2匹。 写真を撮るのにいいポジションを探して回り込んだり、浮上する所を追っていく元気はさすがにない。 ちょっとした岩穴の窪みには大きなアカククリやサザナミヤッコなど。 微妙に流れがあったり、カメを探しての移動があったりしたが、幸い左膝に影響がある程ではなく、無事潜り終えた。

4/30(土) 器材を片付け、9:40 港へと送ってもらい、10:00 クイーンざまみで出港、11:10 泊港へ到着する。 時間短縮と、左膝の痛みもまだ残るため奮発して (^^;; タクシーを利用して、11:30 那覇空港へ到着(\1,410)。 器材を預けて搭乗手続きを済ませ、コインロッカー(\200)にハウジング等の手荷物を預けてゆいレールで観光へと向かう。

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やちむん通り南窯(ふぇーぬかま)
牧志駅(\260)で降りて、まずは国際通りの沖縄音楽館「ちくてん」で、ちょっと前に切れてしまってた三線の女弦(\105)を購入する。 そして平和通り奥の「壷屋やちむん通り」へと初めて向かう。 やちむんとは焼き物の事で、窯元や陶器の店が連なりシーサーや様々な陶器などが売られている。 さすがにここら辺は客足も少なく、人間国宝の作品を扱ってるような小さな店も多いためなかなか近寄りがたいのだが、誰かしらお客のいる店を狙って足を踏み入れたり (^^;;、沖縄県指定文化財の南窯などを散策する。

15:45 ANA 130便で那覇空港を離陸、17:55 羽田に無事着陸、19:30 帰宅した。 なお今回かかった費用は、ツアー費(3泊4日、往復エア、朝夕6食、4ボートダイブ)71,800円、クイーンざまみ往復 5,230円、那覇空港⇔泊港の2往復 2,190円、横浜駅⇔羽田空港の京浜急行 940円だった。 昨今の減圧症の急増などから安全潜水を心掛けてるつもりだったが、ダイビング歴11年目にして危険生物による被害を初めて受けてしまい、、、認識を新たにしなくてはと多々反省させられる旅であった。

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