■ドライスーツ手首シール修理の巻



97/10/11、伊東で1本目を潜り、ドライスーツを脱ぎ、裏返して乾そうとした時、「なっなっなっ、何とっ!」左手首のシールの内側に亀裂が入っているのに気付いた (TOT)。 95/5以来2年半、ドライでは約30本潜って、いよいよガタが来始めたようである。

2本目、いつもより余計にパウダーを振って慎重に腕を通す。 幸い、潜ってる最中、水が浸水してくる事はなかった。 脱ぐ時も慎重に腕を抜いたのだが、亀裂はさらに大きくなり、長さ2cmにわたり厚さ5mmのゴム部は完全に裂け、表側のジャージ地で何とか穴は開いていない状態だった。

手首のシール交換っていくらするんだっけ?、とショックは大きい。 しかしガイドさんに聞いてみると、「それ位なら、シール交換しなくても、自分でボンドで直せるよ」との事で、ホッと一安心した。(ちなみに手首は3,000円、首は5,000円、ブーツは20,000円位らしい)

数日後、東京・池袋のMAUI(ダイビング器材の量販店)に出かけた。 ボンドはすぐに見つかり、数種類あったのだが、値段は2〜3,000円と結構お高い。 でもよーく探してみると、下の方に小さいのを発見。値段も200円と超お手頃である。 店員の説明によると、一度塗って5〜10分乾かし、もう一度塗ってまた5〜10分乾かしてから張り合わせると、良くくっ付くそうである。

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手首シール部の亀裂
早速、家に帰って、手首のシールを裏返し、裂け目を表にして、修理開始。 ボンドは予想外の黒い色で、けっこう刺激臭がある。 言われたとおり、まず一度塗ると、なるほどゴムの断面にボンドが染み込む感じである。 数分乾かし、触ると糸をひくような半乾き状態になったところで、爪楊枝を使い、また塗りこむ。 再度乾いたところで、裂けた部分を張り合わせた。

しばらく、手で裂けた部分を押さえ、張り付くのを待つ。 最初、ぴったりくっ付いたと思いきや、ゴムが縮んだのか、0.5mmほど傷口がズレてしまった。 そこで、傷口にボンドをこんもり盛り付け、補強しておいた。

あと、その他に見つけた十数個の1mm程度の小さな亀裂も併せてボンドで埋めておいた。 ファスナー交換は3〜4万円もかかると聞いていたので、専用ワックスを塗り、軽く開閉できるように注意していたが、そう言えば、他の部分はほとんど気にしていなかった。

また、器材全般のオーバーホールも全然してなかったので、今年潜り納めたら、早速オーバーホールに出す事を決意した。 最初の頃は、ハレモノを扱うように、慎重に器材を扱っていたが、2年半たち、だんだん、洗い方も扱い方も荒くなってきたとこであり、やっぱ器材は大切に扱わないといけないと痛感した。 (^^;;


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