■ペーパークラフトの巻


 
・Vol.1 エアタンク (01/06/09)     ・Vol.2 3点セット (01/07/20) new


Vol.1 エアタンク

何のはずみにか、ふとペーパークラフトなるものに興味を持ち、ネット上であれこれ探してみたところ、やはり電車、車、バイクなど乗り物系の、規則的な平面で構成されている物が多い事が分りました。 「熱帯魚とかもあるのかなぁ?」と探してみると多少はあるものの、複雑な曲面からなる生き物系は、簡略化されたもの、キャラクター化されたものになってしまってます。 コンピューターグラフィックス同様、構造が単純で幾何学的(?)な物の方が作り易いからですね。

ダイビングギアシリーズ



Vol.1 エアータンク
(PDF 61KB)
そこで自分で熱帯魚でも作ってみようかとも思ったのですが、なかなか困難である事に気付きました。 構造的には、全体の左右を膨らませて貼り合わせ、胸ビレを付けるようにすれば簡単なのですが、問題は魚のイラストをどうするかです。 イラストにしろ、写実的な絵にしても描けないし、きれいに真横から撮れた水中写真もなかったりするし...(^^;;

そこでダイビングギアなら、と思い付きました。 構造的にも設計し易そうだし、モニュメントとして卓上に飾っておくのにも良さそうだし。 さてさて、具体的に何がいいかなと考える事しばし、構造も単純で、実際に小物グッズもよく出ているエアタンクに決定。 しかし、いざ設計し始めてみると、、、結構面倒臭いものです。 特にタンクの肩の部分なんて「円周の長さってπr^2 だっけ? ピタゴラスの定理ってa^2+b^2=c^2? √って〜?」と四苦八苦...。 いい頭の体操になりました (^^ゞ

作り方は、けっこう簡単です。 まずPDFファイルをダウンロードし、A4縦サイズでプリントアウトして下さい。 ファイルの方にも書いてありますが、部品を切り抜き、白い枠部分を貼り合わせていけば、30分もあれば出来るでしょう。

完成品の高さは約7cm、実物の約1/10のスケールになっています。 ちなみに写真の乾電池は単3で、大きさの目安に一緒に写してます。

よりきれいに仕上げたいなら、ケント紙など、硬めのしっかりした紙にプリントアウトし、紙用接着剤で貼り合わせれば、なかなかの品質に出来上がります。 より簡単に作るのであれば、コピー紙など、普通紙に印刷して、5mm幅の両面テープで貼り合わせても出来ちゃいます。

この後、本当にシリーズ化するかどうかは、、、皆さんのご評価次第だったりして (^^ゞ  もしご要望の器材がありましたら、リクエスト下さい。 ご期待にそえるかどうかは分りませぬが (^^;;  取りあえず第2弾は、、、3点セットあたりかな!?

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Vol.2 3点セット

ダイビングギアシリーズ



Vol.2 3点セット
(PDF 128KB)
皆さんの熱い (^^? ご要望におこたえしまして、ついに第2弾の登場!  予告通り、マスク、シュノーケル、フィンの「3点セット」です。 しかしいざ設計し始めてみると苦難の連続でした。 フィンとシュノーケルは比較的簡単に出来たのものの、マスクには大苦戦。

まずは透明シリコンをどう表現するかという問題。 これはブラックシリコンタイプにしてしまう事で強引に解決しました (^^;;  工作のお得意な方は、クラフトを台紙にしてOHPシートなど透明シートを切り抜いて作ってみると、よりリアルに出来るでしょう。

そして一番の難関は、マスクの複雑な形状をどう再現するかでした。 最初、もっと簡単に考えてたのですが、つくづくマスクを眺めてみると、実に複雑な形状をしている事が判明。 特にシリコンのスカート部は複雑な三次元の曲面から出来ていて、ペーパークラフト用に簡略化した平面で構成させると、実に格好悪い形状になってしまいました。 最初は不恰好な双眼鏡のようになってしまい、何度も暗礁に...。 特にスカート部分を何度か作り直すことで、やっと何とかそれらしい形に出来あがりました。

で実際に作ってみると、、、実に細かい作業が必要になります。 最初にエアタンクを 1/10 スケールに設定してしまったため、例えば幅 20cm のマスクは僅か2cm に。 糊しろなんて2mm程度だったりして、時にはピンセットとかも必要になるかも...(^^;; 「エアタンク」を入門編とするなら、「3点セット」はいきなりの上級編といった感じです。 実際にお作りになる方は、根性据えてどうぞ (^^ゞ

ちなみにサンプル写真の下半分が今回の「3点セット」、上半分は「エアタンク」と、フィンのカラーバリエーションです。 今回のセットには入ってませんが、PhotoShop などの画像処理ソフトで、フィンの必要な部分を選択し、色調補正などすれば簡単にカラフルなフィンが作れます。 お使いの器材と同じ色にしてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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